最終日は飛騨古川へ。
「おーちゃん、こういうの、だいちらい」
「わし、こんにちはー」
宿を出る前に、記念撮影。
「あっちーわのね!」
日陰を探しながら歩く。
風情ある町並み。オレコをモデルにお父さんの撮影会が始まった。
「おとうさん、このおさかな、たべるわのか?」
・・・食べません。
「おいしそうわのんけど」
・・・食べません。
「こんちゃん、おさかな、たべないんらって!」(うしろでモゾモゾ)
「あたりまえじゃ、にしきごい、およぐほうせきなのじゃ」
そういえばだけど、飛騨古川では、至る所に『君の名は』のポスターが貼ってあった。(うふふオレコのまちこまき←そっちの『君の名』はじゃない)
この時点では、評判は聞いていたけれどまだ見ていなかったので、
「ふーん、そうなんですかー」
程度だった。
飛騨古川が舞台というかモデルで、随所に『君の名は』ゆかりのというか、モデルになった場所があるんですって!という事実は、ずいぶんとあとになって知ったのだ。
旅が終わって、しばらくしてからやっと見る機会があったのだけど、なんですか、めっちゃいい映画でしたな。
中盤で、主人公とお友達と憧れの先輩が、飛騨古川がモデルとなった町へ旅するのだけど、あちこちに行った場所が描かれていて、
「あー、もう、あのとき知っていたらー!!!」
地団駄+地団駄。
君の名は抜きにしても、タイムスリップして、もう一度訪れたい。
でもって、こんちゃんに飛騨牛をたらふく食べさせ『わし、もう、おなかいっぱい!』と言わせたい。
(次回へつづく)