![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/d5/c93661f9f514f428db3417cc1963e69b.png)
(画像はお借りしています)素敵ですね♡
今回のNHK杯は、さながら羽生結弦のアイスシヨーを観た気分だ。
ショート・フリー・EXが三種三様の魅力で溢れた。
ショートはロックスターのコンサート会場に行った気分。
フリーは空気の澄み切った森の中で木漏れ日を浴びながらマイナスイオンの風に吹かれている気分。
EXはというと、森の湖でひときわ美しい一羽の白鳥…いや白鳥の化身か、夢現の世界に迷い込んだような、いやもう、言葉に言い表せない、ただただ美しいものを見たという思いだけが胸に残る演技だった。
とにかく麗しく魅惑的な時間と美しい羽生結弦を堪能した思いだ。
この3つをエンドレスでリピートして楽しむことが出来るのは至福の喜びだ。
ずっと観ていたいという気持ち。
ところで、マスコミが盛んに羽生選手の構成がオーサーコーチと違うことをオーサーのインタビューを交えながら報道していたが今回その内容の全貌が明らかとなった。
報じられていた内容は滑稽なほどに食い違っていて師弟に意思の疎通がなかったことを物語っている。
しかし今回、話し合いの結果、羽生選手はオーサーに賢いと言わしめた(笑)。
足の怪我に苦しみトゥループが出来ない状態をどう凌ぐか
考え抜いた結果が4回転ループをものにすることだった。
それは左足に最も負担の少ないものだったからだ。
4回転ループを必死に練習する羽生選手の姿に「新しいおもちゃを手にした子供のようだ」と嘲笑って批判していたのはオーサーだった。
「4回転ルッツや4回転フリップを跳ぶ選手を気にして同じことをする必要はありません」と言っていたオーサー。
ふたを開けてみれば羽生選手の考え方は全く違うものだった。
気にするどころか、それを「伸びしろ」だと考えていたのだ。
羽生選手:「僕の演技にとって、すごく自信になりました。
というのも、僕はまだフリーに5回も4回転を入れることができていませんし、ループも完璧に決めているわけではありません。
彼がルッツ、フリップを跳んでいるのを見て、僕はまだ簡単なことをやっていると思えました」
「僕はまだ簡単なことをやっている」
足の怪我に苦しみ始動が遅れていたにもかかわらず冷静に物事を見極めていた羽生選手。
スケートカナダで羽生選手はエキシビションでタラソワ氏から贈られたという曲で「スワン」を舞った。
タラソワ氏からの贈り物という情報はオーサーにも届いたであろう。
スケートカナダ以降に話し合った結果、「二人の関係は良好だ」とオーサーはアピールした。
あの仏頂面だったオーサーが急に笑顔で「二人の関係はよくなっていくだろう」だと?
今まで関係が良くなかったことをオーサー自身が認めた…。
NHK杯では羽生選手が300点超えで優勝、羽生選手よりも難しいジャンプを跳ぶアメリカのネイサン・チェン選手が2位になりグランプリファイナル出場を決めた。
このことをオーサーはどう見たのか。
慌てて帰国してハビエルの尻を叩くのか、ハビエルに新しい4回転の練習をさせるのか見ものだ。