適材適所
正義感が強ければ警察官や検察官に成り、絵が得意なら絵描きに成り、歌が得意なら歌手に成ったりカラオケ店で働けば良い。異性とセックスが大好きならホステスやホストに成れば良い。
それが適材適所だ。
絵もろくに描けないのに絵描きになろうとするのは、誰も賛成しないはずだ。誰かが賛成するなら、そいつを信用してはならない。
歌えない歌手も淘汰されることで、然るべき状態つまり良い流れがもたらされる。
絵描きに成るか成らないかは、絵が描けるようになってから決めても遅くはない。人生は長いし、絵が売れる方がまれな社会だ。焦る必要はない。売れない絵でも、絵描きに成ることで幸せなのだ、本物は。
絵を描けないもしくはモノマネしかできないのに、「売れる」もしくは「有名」になるからと偽物絵描きに成ることは、幸せな本物絵描きには程遠い。
モノマネや編集から生まれる絵は、稚拙な素人絵と一緒で、パッと見ではわからなくても、判る人には判る。
バレるからと、玄人を殺して行くには数万人規模で殺戮しなくてはならないだろう。素人もその内、玄人になるので、玄人は延々と殺される世の中だ。
子どもが増えても大人は殺され、教育は「子どもと素人だけ」を増やす教育で十分で、玄人の絵はモノマネ絵描きの家のサロンで公開されるのだ。
それらの盗品自慢で、モノマネ絵描きが大笑いしている。
しかも科学兵器で玄人を密かに殺害できる世の中では、芸術界が消滅するのは時間がかからないだろう。
モノマネ芸術家は多いから、人数の多さで芸術が繁栄している気にさせられるが、分断分割された本物芸術は無惨にバラバラになり、欠片の僅かな輝きを味わってもすぐに消え失せる。
器械で大幅に編集された歌声と、大幅に編集された文章や絵と、他にどんな映像編集がされているだろうかと騙しのメディアの「ペテン洪水」を防げそうにない。
本当に嫌な世の中だ。
信じられるのは、目の前で育つ植物や動物だけではないか。
日月緋語霜唔花彌冬月雨のち苺蘇東郷嘉奈MizsukiMiharu望玄千波らんらんbaobabbabyTogoKana 筆。