自転車で走っていると、慎ましやかに咲いている野の花を見付けるのはなかなか難しい。それでも、ピーカン晴れの日の下で、群生して咲いていたりすると、オヤッと目を引かれることがある。今は、水色のオオイヌノフグリ、チラチラ白いナズナの花、ホトケノザやハコベが咲き出した。そんな群生地の横を走る時は、自然とスピードが遅くなる。接写の効かないカメラだが、チョッと撮ってみたくなる。小さな花に、軽い気持ちでカメラを向けるが、これがなかなか難しい。何が難しいかって、雑草は堤防や田圃の畦道に生えているので、風がいつも吹き抜けていて、花は絶えず震えているから。自転車に乗っていると分からないが、少しの風にもユラユラユラ。風除けをしようとすると、日陰になってしまう。そして花が小さ過ぎて、ピントが合わない・・・。それでも、可憐な花を目掛けて闇雲にパチリパチリパチリ。図鑑を作るわけではない。今年も野の花が咲き出しましたよと、お知らせさえ出来れば・・。
走行データ D:26.00 T:1.54.35 A:13.6 M:32.8 O:29329




走行データ D:26.00 T:1.54.35 A:13.6 M:32.8 O:29329



