堤防道路を走っていると、時々自転車ごと道の端まで持っていかれるような強い風が吹いてくる。そこを踏んばって海岸道路近くまで来た時、薄い黄緑色に芽を出した人参畑に、何やら白い布を被せている人達を見掛けた。出たばっかりの双葉が潰れてしまわないかと思いながらコース先端まで走り、帰り道、気になったので先程の人参畑の横を通るコースをとった。作業は続いていたので、おばあさんに訊いてみた。何のために布を掛けるのかと。曰く「台風対策だよ。それてくれると良いのだがねぇ」と教えてくれた。ガーゼみたいな布を広い畑一面に掛けていた。出たばかりの双葉が、雨風で流されないための手当らしい。人手のあるお百姓さんはこうして手入れが出来るが、人手のない畑は、そのままで台風を迎えることになる。今更ながら、農業は、つくづく自然相手であることが分かった。
走行データ D:27.05 T:1.22.34 A:19.7 M:34.2 O:4189.85
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