最近ガンの手術をしたとかステージいくらでどうのこうの
私の場合、肝臓に結構な病気持っていて7、8年前から3ヶ月に1回血液検査、エコー、腹部CTも受けていた
順調に回復というかほぼ普通に生活ができるようになっていて安心していたのだけど
が、その検査の過程で4年前エコーで左腹部にあってはならないものがあるとの指摘
膵臓か大腸の腫瘍でしょうとの見立てだった
ただなんのショックも受けなかった
なんでか落ち着いていたが理由は不明
以前のCTは多分見落とし
注意してみるところとそうじゃないところの違いで見落としだと思う
医者もモゴモゴ
次にCTの再撮影
大腸がふさがりかけ発見
レントゲンと内視鏡検査で細胞取って病理検査したのだがサンプル検査ではガン細胞発見なし
とはいえ大きいので切除しないといけませんとのことで
大学病院紹介してもらって1か月後腹腔鏡下手術
コロナの中で誰にも立ち会わない中で手術実施されることに
担当医は肩書き上はなんと大学院生
手術は担当医と上司2人の3人でやるにはやるのだが何とも
手術室までタオルとか荷物持って甚平のような手術着着て普通に歩いて行って
「さあ台の上に上がってください」
あっという間に麻酔打たれてポテチン
何も考える暇のなく夢の中
いろんな管を変なところに刺されたとかされていたんだろう
全身麻酔なので手術の間は脳死状態で人工呼吸器を装着される
その間に夢うつつ、上から知らないじいさん、ばあさんがのぞきこんでいたような記憶がある
ニコニコ笑っていたから悪い感じはしなかった
臨死体験というものかもね
気がついたとき横で担当医が家に電話していた
「癒着が激しかったので開腹になりましたが取りきれました」
「腹やられたわ」と思ったが怖くて腹見られず
その後ICUに寝かされて
看護師さんに「どれくらいだったか分かりますか」と聞かれて「2日くらい」と答えたけど手術がはじまって半日くらいのようだった
手術時間はなんと8時間半
横行結腸と下行結腸の角に当たって膵臓など大事な臓器と接するところなので大変だったよう
開腹約15センチ、縫わないで陰圧による圧着、要するに縫わないでポンプで傷跡を吸い付けている状態
普通の開腹の半分くらいの傷跡
担当医が気を使って小さくしましたといっていた(後で上司が予定通りではなく済みまてんでしたと謝りに来た)
腹からドレーンで水を抜くので点滴等と合わせ3本の管つけていよいよ重病患者なり
術後翌々日から早速歩行のリハビリ院内を3周ばかり
なんとか落ち着いて担当医の説明を聞く
「腫瘍は全部取りけれました。触っても目で見てもガンとは違うように思います。」
と聞いて一安心(後でがっくりするのだが)
結局ドレーンからの水がなかなか減らず入院予定は延長に
手術後10日以上経って縫合
「痛かったら言ってください」と言われ言ったけど何もしてくれず終了
病院食は普通のご飯だしてくださいと担当医が言ってくれてはいるがいっこうにおかゆのまま
塩味薄いので病院内のコンビニで食卓塩買って食べた
やっとのこと退院が決まったのだけど予定の前の日看護師長がきて「〇〇さん元気そうだから退院してもらえませんか。ベッドがパンクがししそうなので」
と言われ、抜糸を当日して車を迎えにこらせ退院
会計も担当医にも挨拶もせずおさらば
都合18日間の入院
帰りは自分で運転して帰宅
その後病理検査結果は一向に出ず
担当医と他の二人はてっきりガンじゃないかステージが低いものだと認識していたので結果は電話しますと軽く言われていた
2ヶ月後電話
「申し訳ありませんがガン細胞が見つかりました。さらにかすかにリンパ1個に転移があります」
「ガーン」
シャレではなく
「ガーン」
珍しいガンで粘液ガンだそうだ
ステージ0か1の見積もりがステージ3a
実は同じ大学の内科医から内視鏡で取れるかもしれないと言われていたから、それをしていたらリンパ取り残しになっていた
外科でよかったかも
ということで軽い飲み薬の抗がん剤半年することに
副作用一切出ず終了
3ヶ月に1回の血液検査、半年に1回のエコー、1年に1回のCT、MRIやって何事もなく5年目に突入
まだなんともない
行きつけの医者はあと1年で大丈夫ですよ
と言われているが歳も歳だしね
大腸がんはガンの中でもたちがいいですけど気をつけましょうね