しんしん しんしんと雪は降る
小さな小さな雪が降る
冬将軍の到来！
と、威張り散らした小さな将軍
狙い定めてまっしぐら！
目指すは
にっぽんいちの富士山（やま）
我が物顔の冬将軍
大空までも独り占め
刀を抜く侍のように
えいっ！！
と、風を斬り
宙を舞う
俺さまが一番乗りだぞ！
と、連なる雲々を追い越せば
冬支度の嶺の隙間から
どっしり構えた目が覗き
やぁ よく来たね、坊や
と、びくりともせずに
富士山（やま）が笑った
うぅ・・ 参ったぁ～
しんしん しんしんと雪は降る
冷たい冷たい雪が降る
小さな小さな
雪が降る
急に寒さが厳しくなりました
皆様、体調にはどうぞお気をつけくださいね
poem hitomi
雪の日に
おつかい 街へ
マフラーまいて
手ぶくろつけて
お兄ちゃんと一緒に
行ってきます
雪の日に
おつかい 街へ
ふたりおそろい
長ぐつはいて
サクサク鳴らすよ
雪の道
雪の日に
おつかい 街へ
ツルンとすべり
泣きべそかいて
お兄ちゃんの背中に
おぶわれる
雪の日に
おつかい 街へ
帰る頃には
おやすみの空
迷子にならないように
帰ろうね
寒い寒い帰り道
早く帰って
あったまってね
風香
ぜぜが浜から吹く風は
潮の香りをなびかせて
高いあこうの木にとまり
かさかさと 葉を揺らします
嫁に来たての風の中
心細さに泣いてたら
”元気出さんね”と優しく
言ってくれたお義父さん
撒き風呂の火を煽る風
空に伸びてく白い湯気
湯加減を聞く懐かしい
声が心にこだまする
風の集まるこの場所は
愛した人が生きている
今も優しいほほえみを
風拍子に刻みながら
風になったお義父さん
また帰ってくるけんね
風拍子を刻みながら
風香
辛いね・・
苦しいね・・
誰にも言えず
そっと内に抱えて
我慢したね
頑張ってきたね
心が折れるほど
懸命に生きてきた
でもね
人間はそんなに強くない
繊細で 敏感で
脆いものなんだ
泣いたっていいじゃない
崩れたっていいじゃない
うつむいたって ころんでも
今のあなたの心が大事
どうか
自分を責めないで
否定しないで
抱きしめていてね
いつか必ず
雨は上がり 虹が出る
美しい虹を架けるには
空を輝かせる
お掃除が大切なの
その為に雨が降る
心のお掃除は
まぶたから落ちる雨
そう 涙が必要
泣いて 泣いて 泣いて
吐き出してしまったら
また
笑顔見せてね
キラキラ眩しい
虹色の笑顔を
悲しみ、苦しみと闘っている皆様へ
この詩が、
少しでも力になれますように。
～
～
虹色の言葉をくださった皆様へ
すっかり元気になりました
歌わせて頂いてることの喜びが
再び溢れて来ました
心より
心より
感謝申し上げます
風香
今夜
御巣鷹山に星が降る
たくさんの
祈りを乗せた流れ星
忘れることのない
悲しみや思い出
すべて すべて
拾い集めて
今夜
御巣鷹山に星が降る
闘い抜いた翼に乗って
愛する家族のもとへ降り立つ光
忘れることのない
ぬくもりや思い出
すべて すべて
拾い集めて
今夜
御巣鷹山に星が降る
儚くも 美しい
天の川となって
御巣鷹山で起きた悲しみを
永遠に忘れることなく、
今夜も、
星空を見上げ
心を込めて祈ります。
風香
