空美風~私らしい言葉で~

二胡と歌の親子ユニット空美風のボーカル担当ひとみが綴るブログです。

月夜想

2022-11-09 09:04:39 | ポエム

(フリー素材)






月を見る


背にのしかかる

重さに耐えしのぶため

この切なさ 虚しさは

なにがゆえ生じるものなのか

我が人生に悔いはなし

何度もそう口にはしたが

果たしてそうであろうか

一国一城を守る為

民を守る為に

我を信じ

ついて行くものに

迷いがあってはならぬのに

心が

足もとが震えておぼつかぬ

魂が砕かれ

赤き血が叫ぶのだ

なにゆえに 

なにゆえに


恐れを知らぬものは憐れ

戦とは

恐れとの戦いでもあると

勝利を得る者は言う


月を見る

満ちたお前が沈むのを見届けたなら

腹を決めようぞ

国の為とて

愛する者と

血を分けた子らに

一瞬たりとも

迷いを見せない為に

この父の背中を

とくと見届ける為に

恐れは

今宵の月に流してしまおう

涙とともに



(創作詩 作 空美風 hitomi tokumoto








昨夜は、皆既月食、天王星食が見れましたね

始まる前から部屋の明かりを消してずっと空を見上げていました



迫力ある天体ショー


今回の皆既月食、天王星食は、戦国時代1580年以来だそうです


テレビでは、しきりに、「戦国武将も見たかもしれない」と話しています

先日は、木村拓哉さん演じる織田信長像にも迫力を感じていました


そんな繋がりから、


先日、福岡で初披露し、好評頂きました空美風のオリジナル曲


「月光」~月夜想~を思い浮かべ

繰り広げられる天体ショーを瞳に写しながら

ずっと「月光」を口ずさんでいました


「月光」という曲は、私が綴りました、

上記のイメージポエム、「月夜想」をもとにして作曲した曲です。

この詩は、戦に出陣する前の戦国武将の心の葛藤、恐れ、孤独な想いを、

月を見ながら心を鎮め、決心していく様を描いた創作詩です。


「いつの世も、微動だにしないものに人は心を預ける」

を、コンセプトに綴り上げました。


この曲はLIVEのみ披露する曲

次回のLIVEでは、今回の気持ちを思い出しながら

更に迫力ある演奏にしたいと思います


昨夜の歴史的天体ショー、私もiPhoneで撮ってみましたが

見た目のようには撮れませんでした

















歴史的瞬間に出会えて幸せでした💛







hitomi










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