つぶやき～母へ～

若い頃の母の写真



幼い頃に母を亡くし　養女に行って苦労したこと。

よくハーフに間違われていたこと。

学校の下駄箱にはたくさんのラブレターが入っていたこと。

外人さんにラブコールを受け海辺を散歩したこと。

父と出会って苦労も多かったけど、

私達が生まれたことが一番幸せだったこと。


私が酷い人見知りで、いつも母の後ろに隠れていたこと。

小さな頃から、ひとみはずっと歌ばかり歌っていたよ

って笑いながら話してくれたこと。


小学生の時、

子供ながら母が心配しないようにしていたけれど、

どうしても悲しくなって、たった一度だけ、

目のことで、お友達に虐められてるって母に打ち明けた時

私の背の高さに腰をかがめて

『ひとみ、人間はね、心が一番大切かとよ。

心の綺麗か人が一番きれいかとよ。』

って教えてくれた母。



今は、会話はできなくなったけど





お母さん

面会謝絶か解けたら

また、絵日記書きに行くから見てね




お母さん

大好き


hitomi