お腹が空いたら
もぎたてのフルーツ召し上がれ
とっても甘くて ジューシーな
ピーチのような白い肌
バスケットの中に
新鮮な私
食べるなら今夜のベッドで・・
テイクアウトは仕事帰り
疲れたあなたを癒したい
そんな時は
ウォーターメロンな私
種も残さず全部召し上がれ
疲れなんて
次の朝には消えてるから・・
上司の付き合いにうんざりしたら
柑橘系の私
グレープフルーツの甘酸っぱい香りで
その冷えた心を暖める
体の芯まで火照ったなら
そろそろ ピーチな私をつまんでね
あなたのお好きなように
いろんな食べ方で・・
お腹が空いたら
もぎたてのフルーツ召し上がれ
とっても甘くて ジューシーな私
テイクアウトは今夜のベッド
新鮮なうちに いただいてね・・
人生は真面目なだけじゃつまんない。面白おかしく三枚目に生きるのも、
その人の人間性を、より、味のあるものにしてくれるような気がします
だから、私も時々壊れます!!
風香・・
神に与えられし我が命
わずかに灯る命なら
指折り数える残り日を
ともにあなたと生きましょう・・
黒髪結った 夏の午後
祭りの太鼓 蝉時雨
母のお下がり 赤い下駄
すました顔で 背伸びする
橋のたもとの細い道
あなたを待った 星の夜
不安とときめき交互に
小さな胸が波打った
神に背けぬ我が命
余命短い命なら
清き乙女の胸の絵を
ともにあなたと描きましょう・・
近づく影に胸躍り
浴衣のすそを直すふり
高鳴る胸をすれ違う
ため息こぼれた 夏の夜
待てど暮らせど訪れぬ
はがゆい胸の隙間から
せつない想い込みあげて
思わず泣いた 風の夜
神に染められし 我が命
思うままない命なら
あなたの好きな その色に
すべてを染めてみせましょう・・
橋のたもとに背を預け
小石を蹴った月の晩
浴衣のそでがひらひらと
風に舞った 銀の夜
息を切らして 手を振った
あなたのもとに駆け寄れば
ただひとこと ”ごめんね・・”と
震える私の背を抱いた
夏を彩る風物詩
夜風の音色 星の道
無情に時は過ぎゆけど
褪せることない宝物
あなたとともに生きた人生(みち)
あなたとともに泣いた人生(みち)
あなたを愛せた喜びを
胸に閉まって封をする
思い出詰まった 夏祭り
思い出重ねた 夏の夜
先立つ今宵 ひそやかに
天の橋が舞い降りる
瞳に映る 天の川
儚く消える 時の河
命の灯火 身代わりに
線香花火が花を咲す
神に清められし我が命
涙に濡れた 恋い人の(こいひと)
幸せ願う 鶴のよに
天の橋を渡りましょう
天の国へ
向かいましょう・・
”絵 風香・・”
少し長い詩ですが、
自分で綴った中で、一番好きな詩です
皆さんに、
詩の情景が浮かんでくるといいなぁ~
今日は七夕・・
彦星さまと、織姫さま、
無事会えるといいですね・・
ベランダの七夕飾りの笹の木が、
さらさらと音を立て
風に揺れています
風香・・
あなたに いろんなあなたがいるように
私にも いろんな私がいるのです
それは 本人にしか解らない
いいえ 本人にさえ解らない
まるで 無限に広がる宇宙のように
心は常に膨張し続けているのですから・・
一秒後の自分は
一秒前の自分ではなくなっている
脆くなっているかもしれないし
強くなっているかもしれない
でも 確実に言えることは
私の心は以前よりも強く
穏やかであること
そして
愛する人に巡り会えたことで
今まで感じたことのない
心の宇宙を体感している
無重力さながらの
心のオアシス・・
あなたが いろんなあなたを感じているように
私も いろんな私を感じている
魂を軸に 自由な発想と感情で
ふわり ふわり
心地良い宇宙遊泳
時折襲いかかる
ブラックホールに吸い込まれないように
上手く回転しながら
限りなく広がる
心の宇宙を満喫したい・・
今の私に自由な心を与えてくれる人。あなたの愛はとても大きくて
私の心に沢山の引き出しを与えてくれます
まるで、ドラえもんのポケットのように・・
風香・・
ただ 風に生まれ変わりたいと願った
やわらかな陽射しの中駈けてたどり着く
透明な空気を大空いっぱい吸って
青い空も海も大地も
この心の奥に
眠っている優しさ気付いて
抱きしめてくれる・・
向日葵の一面咲く丘を登って
両手広げ母の温もり感じる
透明な空気を大空いっぱい吸って
たとえ 涙こぼれ落ちても
この心の奥に
眠っている勇気を開いて
強く生きてゆく・・
何気ない日常の中で
ささやかな幸せあふれる
青い空も海も大地も
この心の奥に
眠っている優しさ気付いて
抱きしめてくれる
たとえ 涙こぼれ落ちても
この心の奥に
眠っている勇気を開いて
強く生きてゆく・・
( ※ 向日葵-ひまわり )
人生の美は、苦悩の中にあっても懸命に生きることにより輝くもの。
あなたの大切な命を、どうか、限りない時の中で輝かせてください
どれだけ生きたか・・よりも、どれだけ込めて生きたか・・
そう思うことで、命の輝きは更に増すような気がします
風香・・
帯じめしながら かあさまが
瞳を合わさず こう言った
「もう あの子とは遊べないの・・」
なんでそんなこと言うの・・?
どうして遊んじゃいけないの・・?
しばらく経って 他の子が
耳打ちしながら こう言った
「流行り病にかかったんだって
だから 遊べないんだって・・」
とっても会いたいのに
一緒に歌を歌いたいのに・・
ふたつ上の姉さまが
私を見ながら こう言った
かあさまには内緒だよ・・
この千代紙で 折り鶴折って届けなさい
あの子に会いたいんでしょう?
そう顔に書いてるよ・・
折り鶴折る前 姉さまが
微笑みながら こう言った
心を込めて 丁寧に
ひと折り ふた折りすることで
想いが灯って 鶴となり
願いが叶っていくんだと・・
小高い丘の赤い屋根
めざして 走って 転んでも
この折り鶴だけは無傷でと
しっかり胸に抱きしめる
あの子の歌が聴きたくて
一生懸命走ったの
なのに お星さまが私より
先に会いに行くなんて・・
優しいあの子の かあさまが
私を見つけて 飛んできて
涙をこぼして こう言った
たった今 あの子が星になったのと
ぽろぽろ ぽろぽろ泣きながら
私を強く抱きしめて
手渡してくれた 千羽鶴
私に会えるよう 神様に
夜も眠らず折ってたと・・
迎えに来てくれた姉さまの
顔を見上げて こう言った
もう 一緒に歌えないの?
すると 姉さまの瞳から
涙がこぼれた瞬間に
風に乗ってさらさらと
あの子の声がこだまする
私も一緒にさらさらと
空を見上げて歌ったの
とっても透き通った歌声で
あの子と一緒に
月夜の道を照らし続けながら・・
今日から七月。なのに、長崎は梅雨の湿った雨籠り。
心まで籠らぬよう、空を見上げて歩きましょう
雨は雨で、心の痛みを浄化してくれる不思議な力を秘めています。
夏に入る前の洗礼を、身を清めて受けていかなくちゃ
風香・・