いつか何処かで

今日の散歩道

No.201 法事

2010年11月21日 10時58分19秒 | 日記
11月21日

 穏やかな日が続いている。
あれだけ両手を合わせたのに、法事には行ってもらえなくて、堪えて頑張ってきた。

 法要が終わって直会の席で、正あんにゃが思いがけない事で声をかけて来た。
この人は故人の甥で、住まいは田子屋だが、二人っきりで話したこと等まったくが無くて、甥であることも、今年の葬儀の折に知ったような具合で、まったくもって情けない話しだ・・・
「あんたあれだばい、郡山自動車学校さ行ってたばい?」
昭和40年1月の話しだ。
「おらぁあれだぞい。大型取りてぇ!って云ったら、何すんの?って聞かっちぇ、百姓だぁって云ったっけ、ほんじゃ普通から取ったらいいばい。って云わっちゃだわない・・・」
そう云えば、同じことを言われた記憶が蘇った。
・・・大型取って、運転手になっちぇんです・・・と、答えたと覚えている。
当時は、一発で大型が取れて、自動二輪が無制限で付いてきた。
正あんにゃが一緒に通っていたなど、まったく記憶に無くて驚きと共に、話しかけてもらった嬉しさで、弾んでしまった。
その頃、淡い恋心を燃やした女学生が、この人の末の妹であり故人の姪だと云うのだ。
なんとも縁な話しだ。
更に驚いたのは、初めて大型ダンプにつかまった時の会社で、取り纏めをしていた人が同じ時期に亡くなって、今年新盆だったと云うのだ。
その人の家が故人の隣で、並んで灯篭を立てたと云うのである。
・・・近所とは思っていたが、隣だったとは・・・
そして、TOYOTAの文字が入ったツナギをくれた、その息子は、13年前に亡くなったと云うのだから驚き桃の木。
嫁さんに言われた。
「通りかかったら、是非寄ってください。」と・・・


 これだけ話しが弾むと、風邪などどこ吹く風・・・
・・・来てよかった・・・



秋の陽は早い、今日も陽が落ちた。