奈良へお出かけ

2021-11-03 23:07:19 | 日記
「オトが行くか行かないか別にして

私たちだけでも行くお出かけを
これから増やしていかない?」



緊急事態宣言が明けてすぐの頃
そんな話を夫としました。

夫は賛成してくれて、
前回は南京町へ行きました。


(前回ブログの『巻き爪』&『外出しない宣言』の時は南京町に出かけていました💦)


そして
今回は奈良の東大寺へ☆。.:*・゜

「ママたちは大仏見に行くけど、どうする?」に

「行く」と言ったオトですが、

すっきり楽しめないオトを引き連れてのお出かけは、
私の中でモヤがかかったような気分でのお出かけとなりました。


何処も満車で
なかなか見つからない駐車場に
オトのテンションも下がり

やっと車から降りても
人や鹿や鹿のフンに神経を遣う…




誰かが写真を撮っていたら私の服を掴んで邪魔にならないようにと誘導してくれたり
フンを踏まないように誘導してくれたり


オトのしんどさが掴んだ服越しに伝わります。


こんな色んな事に神経を遣い


空の青さや空気の良さ
景色の良さに
目を向けられないのかと





そう思いながらも
気持ちを隠して笑っていました


東大寺に着き
気づいた事。

修学旅行生の団体の多い事。


オトはもう限界にきていました。


「私、頑張ったと思う。
帰りたい…。」


そう言われて、
まだ何も楽しめてない私たちと大仏殿の手前で立ち尽くします。


「じゃあ、パパとママだけで大仏殿の中に入ってきていい?」


『うん』と言ってくれたので
めーちゃんをオトに預け
2人で大仏殿へ向かいました。


後ろ髪を引かれる思いで大仏殿に向かう私は、マイナスな気持ちを隠せません。


「あぁ、しんどい思いさせてる…
どうしよう。大丈夫かな?
こんなに修学旅行生が多いなんて想像できなかった。

やっぱり、オトは鬱っぽいな。

人の目を気にしているし、だからこそ行動がおかしかった。

今も私たちを待っているの辛いはず。

皆さんに、私は母親失格だと思われそうですね。

でも、正直に書きます。

私は、オトが心配で心配でたまらないんです。
ここずっとずっと調子が悪くて、
これ以上傷つけたり辛くなってほしくないんです。

そんな私のマイナスな言葉を、夫はしっかりと聞いてくれました。

「オト、ほんまにここまで今日ついてきて、ほんまに頑張ってくれてるよね。」

マイナスな言葉を吐き出したら
ふと、オトの頑張りが見えてきました。


大仏殿の周りを見渡すと、
オトと同じ頃の小学生や中学生の団体が目に入ります。

「オト、自分で外出するって決めたけど、大仏見たくて来た訳じゃないって言ってたね。
『外出しなくちゃいけない』と自分でわかってて、『頑張って外出しなきゃ』って
それで付いてくることに決めたんやろうなぁ。


そうに決まっています。


「そうか、オトは『頑張った』んだから
『しんどくさせてごめんね』って思ったらあかんやんなぁ。」


夫は「うん」とか「そうやなぁ」とか
「あんまり考えんとき」くらいしか言わなかったけれども、

最後の私の言葉に賛成してくれました。


そうこう話をしている間に
目の前には
大きな大仏様。




『来てよかった‼️』







ただただ有り難く 夫と一緒に見に来れた事を嬉しく思いました。



大仏殿を出た頃には

「オトに感謝しないといけないね。

さっきまで私、心配ばかりしてたけど、
オトがめーちゃんを見てくれているから
こうやってパパと一緒に大仏様をみれたんやわ。

オトに合流したら『ありがとう』って言おうね!パパ!」




出来ていないことばかり目について

そこばかり気にしていると見えないオトの頑張りに

最後は気付けてよかったです。


「めーちゃんを見てくれててありがとう。
オトのお陰で大仏様見れたわ〜。」

しんどそうにしていたオトの顔が
すこし優しく解れたように思いました。


こういう言葉を
こういう気持ちを
オトに伝えていきたい☆。.:*・゜



ちょっとずつ『親』になれている

大丈夫。私も日々成長してる。