成長

2021-11-25 22:26:17 | 日記
『一喜一憂はダメ』

そう思っていても、

小さなことに喜びを感じ
ちょっとしたことで落ち込んでしまう私の心は中々成長しません。

時々好きな事の為に外出するようになったオト。

でも道中はしんどそうで
目的地でも「人が怖い」と言います。

その度に落ち込んでしまう私。

『普通にしておこう』と思って頑張っても、オトの吐き出す言葉に心をえぐられる思いになり
だんだん伏せ目がちになります。

人目を避けるその行動に傷ついてしまいます。

今日は
「SEGAのゲームセンターに行きたい」
と言ってきたので
仕事をお休みして一緒に電車で繁華街にあるゲームセンターまで行ってきました。

好きなゲームのぬいぐるみが目当て。


結果は


散財…

オトのテンションはダダ落ちです。

それからまた始まった後悔の言葉のオンパレード


体調まで悪くなっていき

それに煽られて私まで深く落ち込んでいきました。


「ママ?怒ってる?」とオト。

「え?怒ってないよ」

「でも、なんか黙ったまんまやし…」

オトがしんどくなったと思ったら掛ける言葉がみつからなくて、
あと、本当のところは
楽しい外出に今回もできなかったというところに凄く責任を感じてしまっている私でした。


「ママもしかして、自分のせいで私がしんどくなったって思ってる?

それは違うから。」

そんな言葉を私に言ってくれるオトに
私よりもずっと大人だと思いました。



帰り道

地元に帰ってきた安堵もあったんでしょうか。

「私、今日 頑張ったと思う!

と、オトが言いました。


「頑張った!頑張ったよ‼️」

力強く私も答えました。


散財してしまった分をまた取り戻す為に
またお手伝いを頑張ると言ってくれました。


夜に
お風呂を洗ってくれて

晩御飯を一緒に作ってくれて

食器を拭いてくれました。


「今日は 私 頑張った!」
そう またオトが言うので


「めっちゃ頑張ったよ‼️」って私もまた言いました。


いい事がないと、頑張れないと思っていたけれど

しんどくて思い通りにならなかった今日を
『私 頑張った』と最後に言ってくれたオトの成長に嬉しくなりました。




ママ 負けてますよ。

オトの方が大人ですよ。


☆。.:*・゜てへ















父の手紙

2021-11-25 15:26:51 | 
先日 久々にカラオケに行ってきました。

レパートリーがほとんどなく
知っている部分以外は
デタラメに歌ってばかりの私


デタラメに歌う為には、
一生懸命歌詞を読むので
歌う歌詞の良さを再認識したりして…

『ひまわりの約束』を歌いました


🎼☆。.:*・゜

どうして

君が泣くの

まだ僕も泣いていないのに

自分より

悲しむから

辛いのがどっちかわからなくなるよ



☆。.:*・゜

今朝、
父が家に昨日買い物したものを届けてくれて


それと一緒にクリアファイルを渡されました。

クリアファイルの中には
田舎の友人に送る手紙が入っていました。

いつも、私にも読ませてくれる父。

「これ、また読んどいて」

そう言って渡されました。


ふと父の顔を見ると
目は黄疸がでて、片目は更に赤く充血していました。

指先は氷のように冷たかったです。


きっと、昨日もお酒を呑んだに違いありません。


「お母さんは?」
と、私が聞くと


「お母さんも調子が悪いみたいや。
きっと水道の水がわるいんやろ…」

後で確認したら母は元気でした。

水が悪い訳では無いし、
『違う!お酒が悪い』と言いたかったけれども…
あまりに真剣に話す父に
『認知症だから仕方ないか…』と諦め
力を抜いて答えました。

「そうかな…。
とにかく(買い物)ありがとう。
これ(手紙)読んでおくね。」




玄関の扉を閉めて、リビングにて手紙を読みました。



以前のように綺麗に揃った文字に少し安堵しましたが、

よく見ると

漢字がデタラメ

文も事実とは違い創作されていていました。

3枚の便箋

3枚目の1番上に、
『今頃、妙に昔の事を思い出す。
お迎えが近いのかも…』
と書いてあって


その文章の締めくくりにはまたオトのことが書いてありました。


『オトが心配ですが 今の所
口出しを慎んでいます。』


口出ししないでいてくれてありがとう

お父さん☆。.:*・゜



読み終わる頃には泣かずには居られませんでした。


そして、

その手紙をこっそりコピーして
こっそり保管しました。


☆。.:*・゜


『お迎えが近いのかも…』って思う本人よりも

私の方が先に泣いちゃっているなって思って…

『ひまわりの約束』が頭の中で再生されました。