昨日はカウンセリングの日でした。
オトのカウンセリングが終わり最後の10分間カウンセラーさんと話しました。
机の上にはコミュニケーションカードが3枚置いてあり
この3つのカードのお題について話をしたそうです。
そのひとつが
『あなたにとって信頼できる人はいますか?』
でした。
オトはまずカウンセラーさんに
『信用』と『信頼』の違いは何かを聞いてきたそうです。
その上で、
「色んなデータ上の実績があった上で『信用』することはあっても、『信頼』できる人はいない」
と言ったそうです。
つまり母親の私のことも信頼していないという事でした。
聞いてすぐに、悲しいけれどそうだろうなと思いました。
『信じて 頼る』☆。.:*・゜
私はここ最近も、オトの『自分で動き出す』ことを信じることができていません。
オトが私に『頼る』ことができないのも納得です。
「オトちゃんの言う事と、お母さんの気持ちとのギャップを感じました。
お母さんは『動かない』『しんどそうだ』と言いますが、
オトちゃんからは進路について『前向きに考えている』とか、『勉強をしようと思っている』など言ってくれていました。
『とにかく、私はしっかり考えているし、行動に移せるから、これ以上深入りしないで!』という予防線をはっているようにも感じました。」
私は以前の心療内科を思い出しました。
~(心療内科の先生の話)~
「僕は医者という立場で、『外出したほうがいい』と強くメッセージを送りました。オトちゃんはそれが嫌だったんでしょうね。踏み込んでほしくなかった線を、僕はあえて踏み込んでみたんですが…(心療内科に)来てくれなくなりましたね💦」
☆。.:*・゜
オトは確実にカウンセラーさんに『予防線』をはっているんだと確信しました。
オトは何故か人に頼りたくないという意思が強くあります。
触れられたくない線。
それ以上は、自分で決めたい。
これ以上は不安にさせないで欲しい。
強制圧力は嫌なんだ。
そして
「自分でしたいと思うタイミングを自分で決めたい」という強い決意。
それはすごい事のように思えますが
ある意味
『考えたくないことを先延ばしにしているだけ』という心理が見えてきます。
カウンセラーの先生も同じ思いを私に伝えてくれました。
「もしかしたら、オトちゃんは、今は考えたくない。考えれないから『先延ばし』にしたいのかもしれません。
私が、『でも、今だよ。ちゃんと向き合っていかないといけないと思うよ』なんて言うとカウンセリングにはもう来てくれないような気がします。
オトちゃんの言っている言葉が、実行されなくても、またカウンセリングに来て進路の話をして少し向き合う。その繰り返しで少しずつでも向き合って行ける場にしたいと思っています。」

信頼とは
信じる と 頼る の相互が上手くいかないと築けないんだと思います。
「ママ、私、人に頼るのが苦手やねん。」
以前、オトから言われた言葉を思い出します。
「誰かに聞きたくないねん。
だから勉強も独学したいねん。
ゲームでも、わからないことは苦労しても自分で答えを導き出すねん。
教えるのは好き。
自分が導き出すことで、自分のためにもなるし。
変かな?」
人に頼ってほしい。
楽な道を要領よく渡ってほしい。
そんな気持ちを横において
ひとまずはオトを肯定してあげたいと思いました。
「自分で考え、導き出すのはしんどいけれど大事な事だとママも思うよ。
また、苦労した分だけ人に教える時に優しく教えれると思う。
オトは一人っ子だから、人生の様々な事で自己判断していかないといけない場面がでてくるかもしれないね。
自分で深く考え行動することはいいことだと思うよ。」
と伝えたように思います。
私は、あの時やっぱり
「人を信じてみるのも大切だよ」というメッセージも伝えてあげたほうがよかったのかもしれません。
あの時できなかったことは、
今からやればいい事…。
まだまだ続くオトとの生活で
まずは私がオトを信じてあげないといけないですよね。
現実逃避をして先延ばしにしているオトを
どう信じてあげればいいか
そんな事を考えて昨日は眠りました。
夜中の2時。
隣の部屋で
まだ起きている様子のオトを感じながら
なかなか寝れない夜を過ごしました。

今 私に出来ることは、
こうやってうじうじと考えることではない。
明るい 太陽のような
暗闇を照らす月のような
どちらでもいい
オトがふと前を向いた時
私が明るく笑顔で待っていてあげたい