風と光と大地の詩

気まぐれ日記と日々のつぶやき

水紀行その1(利根川水系)

2019年06月25日 | 紀行
前橋から利根上流を眺める。左に榛名、右に小野子、子持の山。

同じ所から下流、南側を見る。埼玉、東京へと流れていく。

利根川最上流部の奈良俣ダム

水上温泉を流れる利根川。谷川岳は曇って見えない。

同じくみなかみの清流。JR上越線が見える。

前橋、利根川から取水している柳原用水路。

春は桜の名所

「広瀬川白く流れたり」こちらも利根川から取水。

広瀬川と上電中央前橋駅

早春の桃ノ木川。これも利根川から一部取水。浅間山が白い。

冬には渡り鳥がやってくる。

渡良瀬川も利根川水系。大間々付近。

桐生赤岩橋から上流方面、赤城山を望む。

利根川と渡良瀬川の合流地点、渡良瀬遊水地(谷中湖)

遠く筑波山が見える。

旧合流地点に近い群馬、埼玉、栃木の三県境。歩いて回れると話題に。

近くで見るとこうなっている。

利根大堰。この辺まで来ると利根川も大河の趣き。

利根大堰地下の魚道。時期にはサケの遡上が見られるという。

雪景色の利根川。前橋では珍しい。

同じく雪景色


詩(レクィエム2)

2019年06月23日 | 
         レクィエム2


  私たちより先に永遠の岸に旅立ったお前が            
  くらい海をたったひとり渡っていくのに迷わないよう
     天上の星々がいつも明るく輝いてほしい                         

     かくれんぼはとっくに終わったのに                         
     お前があんまり上手に隠れるものだから                
  父さんも母さんもお前を見つけることができずに
  途方にくれて迷子のように立ちすくんでいる

  私たちがここにいて お前がここにいない
  覚めない夢がいつまでもわだかまっている
  夕陽が沈むあの山並みの向こうに行けば
  お前に会うことができるだろうか
  水平線を越えて行くあの船に乗れば
  お前がいるかもしれない国にたどりつけるだろうか

  ああ 鳥の群れが大空を渡っていく
  その一番後ろを遅れがちに飛んでいく鳥が
  ひょっとしてお前の生まれ変わりだったら
  できるなら鳥になってついて行きたい
  けれど それはかなわぬ願い
 ・・・飛びたちかねつ 鳥にしあらねば

  いのちはどこから来てどこに帰っていくのか
  体がなくなりたましいだけになったいのちは
  すきとおる青い空をつきぬけて
  はるかな高みに昇っていくのだろうか

  夜になると無数の星々のささやきが
  静かにひっそりと聞こえてくる
  遠い波のさざめきのように聞こえてくる
  流れ星がひとすじ地上に向かって落ちる
   どこかでまた新しいいのちが生まれたのだろうか
       

         

わたらせ紀行その2

2019年06月21日 | 紀行
    もうひとつの(?)渡良瀬橋                       わ鉄の終点の足尾町にある。

  みどり市東町の旧花輪小校舎(88歳)         童謡うさぎとかめの石原和三郎もOB

 
  床紅葉で有名な宝徳寺(桐生市川内町)        人がいない時期は静かな庭

  桐生市新里町山上にある多重塔(石碑)      延暦20年(801)建立とのこと

   桐生市街、安吾ゆかりの洋食屋 芭蕉           棟方志功作の版画(?)がある。 

     JR桐生駅前のイルミネーション                冬の桐生の風物詩となっている

 昨夏、桐生の空を飛んだブルーインパルス     東京五輪でも見られるだろうか?




わたらせ紀行その1

2019年06月20日 | 紀行
    桐生赤岩橋から渡良瀬川下流側の上毛電気鉄道(通称上電)の鉄橋を眺める。

この鉄橋の西端は富士山下(ふじやました)という無人駅だ。

富士山から桐生市街を望む。富士山信仰と関わりがあるらしい。


赤岩橋から上流側に、赤城の峰を眺める。

前橋や伊勢崎から見る赤城とはだいぶ形が違う。

この辺の地名の由来の相生(相老)の松。倒れないよう支えられている。

渡良瀬川沿いを走るのは、わたらせ渓谷鐵道(通称わ鉄)。

大間々のはねたき橋のあたりは渓谷の趣き(高津戸峡)。

もっと上流のみどり市東町小中にある小中大滝。

けさかけ橋という吊り橋を渡っていく(足がすくむ)。


こちらは東町座間の童謡ふるさと館からも近い不動滝。


滝の高さがあって、滝壺まで一枚の写真に収まらない。

花輪、神戸、沢入を過ぎ、河床に白い石が目立つ。坂東岩という巨石もあるそうだ。

観光用のトロッコ列車わっしー号。トロッコは予約制で人気があり中々乗れない。

わっしーとぐんまちゃん(ながめ余興場の菊花展)

詩(レクィエム1)

2019年06月19日 | 
                   I       

           短い夏の
   一日が暮れて 
   不意に消えた 
   君の姿 
   小さなひとつ星

   君の死を超えて
   否 むしろ
   超え
られないで
   わたしたちは どうやって 

   生きていくのか
   なぜ そこに
   たちどまるよりは むしろ
   歩き続けなければ
   ならないのか
   わたしたちには
   答えるすべがない

   深い闇を前に 

   すくんでいる小鳥たち
   濁流にのまれる
   立枯れの木
   わたしたちの希望の灯は
   消えて久しい                 

                 

     

     Ⅱ 

   つめたい風が 
   頬を打ち 
   あかい夕日が落ちかかると 
   失われた神々の 
   ひそやかな時がはじまる

   夭折した子供らは 
   コスモスの蔭で 
   ふるえている

   蕩尽と壊滅をしか
   もたらさなかった
   不器用なわたしたちに
   もう二度と
   見つからないように
   そっと隠れている

   暮れ残った空に
   真珠色の光が満ち
   さびしい わたしたちが
   もっとさびしくなるように
   かなしい調べが
   静かに流れてくる
   しずかに
   ひそやかに
   空のかなたから