風と光と大地の詩

気まぐれ日記と日々のつぶやき

前橋公園を散策する

2019年06月17日 | 日記
前橋のイタリアンレストランで、食べ放題のピザを食べ過ぎたので
(貧乏性が祟っていつもそうだ)、腹ごなしのため、前橋公園を散策する。


  芝生も植木もよく手入れされている。


  池水庭園のようになっている。


  臨江閣の紫陽花はやや盛りを過ぎていた。


  さちの池は上から見ると群馬県のかたちをしている。


  利根川ベリの親水公園になぜか噴水がある。
携帯アプリの歩数計で2,500歩あるいた。

詩(五月の風に吹かれて)

2019年06月16日 | 

          五月の風に吹かれて

  五月の風に吹かれて
  陽射しの中を歩いていこう
  空は青く雲は流れ 山はみどり
  雪解け水は川をふくらませ
  大地は命の力をとりもどす
 
  五月の風に吹かれて
  かすかによみがえる遠い日の夢
  小さな過失の思い出はほろ苦く
  今とは違うもう一人の自分が

  別れた友のように立ち止まっている

  五月の風に吹かれて
  どこまでも歩いていこう
  凍えた冬の記憶を脱ぎ捨て
  縮こまっていた身体を伸ばして
       新しい季節にもう一度出会うために 



詩(バラの苑のコンサート)

2019年06月14日 | 
         バラの苑のコンサート

   赤いバラはヴァイオリン
   白はヴィオラ ピンクはチェロで
  黄色はフルート  クラリネットは青いバラ

   第一楽章はアレグロ
  快活にそして軽やかに
  バラのアーチをくぐりぬければ
  はじらうように花の笑みがこぼれ落ちる

  第二楽章はアダージョ
  愛らしく夢見るように
  花壇のすみで固いつぼみをふくらませ
  まだ見ぬかがやきを育んでいる

  第三楽章はメヌエット
  豊かにときに翳りを帯びて
  輝きの絶頂にきざす凋落の予感

  噴水のしぶきに崩れていく花の影

  終楽章はアンダンテ
  ゆったりと歌うように
  重なり響き合う大輪のバラの交響楽
  芳醇な香りと色のハーモニーに心酔う

  アンコールは典雅で古風な舞曲
  野バラがまがきに這う小径を
  少女たちが物思いがちに歩いていく

  夕暮れの空へ消えていく余韻