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2014-03-16 08:02:22 | 日記
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委託外注費 -消費税増税で外注や派遣が増えるナゾ
プレジデントオンライン2014年3月15日(土)15:21

委託外注費 -消費税増税で外注や派遣が増えるナゾ
(プレジデントオンライン)

PRESIDENT 2014年1月13日号 掲載

円安による輸入コストの増加に消費税の増税……。賃金が上がらなければ、国民の生活はますます苦しくなる。その消費税の増税により、派遣社員の増加や社内の社員を独立させた外注化等が増えるかもしれないのだ。

「えっ、なぜ」と疑問に思った人がいるはず。実は企業の節税方法として、会計人にとっては有名なカラクリがある。

まずおさえておきたいのは、社員に払うのが「給与」なのに対して、外注先に払うのは「外注費」ないし「委託費」となり、消費税法上は「課税仕入れ」となる。つまり、給料は消費税の課税対象外だが、外注費は課税対象になっているということだ。

消費税率が5%で外注費が300万円であれば、15万円の消費税を一緒に相手に支払う。そうなると、企業の負担は合計で315万円。「消費税を負担しなくて済むよう、300万円で社員を雇ったほうが得ではないか」と思うかもしれないが、そう単純な話ではない。

企業は売上高に応じた消費税、つまりお客さんから預かっていた消費税を国に納める。でも、そのときに仕入れや他の多くの経費などに対して支払っていた分の消費税を控除することができる。派遣または外注先への委託費も課税仕入れなので、先の15万円の分を控除できる。

売上高の1000万円に対して、仕入れ原価400万円、諸経費200万円、給料300万円がかかったとする。消費税率が5%なら、売上高1000万円に対して預かった消費税は50万円。一方、自社が支払った消費税は、仕入れ分20万円、諸経費分10万円の合計30万円。つまり「50万-30万」で20万円が納税額となる。

一方、社員の代わりに派遣や外注を頼むと、外部委託にかかった15万円の分をさらに控除できるので、「50万-(20万+10万+15万)」となって5万円の納税額で済む。結果、それだけ懐に残るキャッシュが増え、「それなら派遣・外注を頼もう」ということになる。

ここまでは「消費税を委託外注費に正しく上乗せして支払っている場合」の話。もしも、委託外注費に消費税が上乗せされていなければどうなるだろう。言い換えると、「税別300万円」ではなくて、「税込み300万円」の場合はどうなるか。

「300万÷1.05」の計算式から285万7143円の委託外注費が求められ、残りの14万2857円が消費税分となる。もちろん、この14万2857円は預かっていた消費税の分から控除できる。

さらに、消費税が8%にアップして税込みのままなら、「300万÷1.08」で委託外注費が277万7778円となる円に膨らむ。つまり、実質的な委託外注費を削減できるうえに、消費税の納税額を減らせ、委託を発注する企業にとってはダブルメリットになりかねないのだ。

発注者側が強い立場にあるのは世の常。2014年4月の8%への消費税アップの際に、「お宅への委託費はこれまでと同じ300万円。消費税も税込みのままで頼むよ」とゴリ押しされても、時として相手が呑まざるをえないことが予測される。

そうなると、発注者にとってのメリットは、そのまま委託先のデメリットに裏返しされる。委託外注費を下げられたうえに、増えた消費税の分をきっちり国に納めなくてはならない。これでは“泣きっ面に蜂”である。

また、そうしたケースでは、285万7143円から277万7778円への委託外注費の実質的な減額7万9365円分だけ、委託・外注で働いた人の手取り額も目減りする可能性がある。消費税という外的要因によって外注先や派遣社員などが冷遇される事態は許されない。その意味でも、消費税は正しく転嫁される必要がある。

(公認会計士・税理士 柴山政行 構成=高橋晴美 図版作成=ライヴ・アート)
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今日のコラム

2014-03-16 06:18:29 | 日記

☆ お早うございます、今日もお立ち寄りありがとうございます ☆

3月16日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

六十%の可能性があれば

 ある仕事をある人にしてもらう場合、その人が適任かどうかということがきわめて重要ですが、実際には、それはなかなかわかりません。

 それではどうするかということですが、この人だったらまあ六十%ぐらいはいけそうだなと思ったら、もう適任者として決めてしまうのです。八十点までの人を求めるということも不可能ではないでしょうが、しかしそれには非常に時間と手数がかかります。だから、これならまあ六十点ぐらいはあるなと思ったらもう、「君大いにそれをやってくれ」というようにするわけです。するとたいていうまくいくのです。全部が全部ではありませんが、中には百点満点ということもあります。


【コラム】筆洗

2014年3月15日東京新聞TOKYOWeb

▼酸に浸す。細い管に通す。そんなことだけで、既に死への一本道が決まっていた細胞の記憶が初期化され、何にでもなれる万能細胞になる。決まり切ったような人生ですら、苦汁を飲んだり狭き門をくぐったり、試練と向き合うことで、豊かな可能性を取り戻せる…。STAP細胞の発見は、そんな人生訓すら思わせるものだった

▼この大発見が公表された時、英国のある科学者はこんな疑問を呈していた。「ではなぜレモンやコーラを口にしても、細胞の初期化は起こらないんだろう?」

▼冗談めかした疑問だが、これは根本的な問題提起だ。紅茶程度の酸に浸したりするだけで、どうして万能細胞ができるのか。そんな奇跡のようなことが起きる生命の神秘の奥深さ

▼本当にわくわくする謎への扉を開け、「生物学の常識を覆した」とも称されたSTAPだったが、残念ながらその「世紀の論文」作成のありようは、非常識なまでにずさんだったようだ。ずさんどころか、実験結果のでっち上げまでもが疑われている

▼難病に苦しむ患者さんたちに希望をもたらすはずの再生医療に貢献するはずの研究室で、研究倫理そのものの再生が求められるような事態が起きてしまったことは、悲しいとしか言いようがない

▼西欧の格言に曰(いわ)く「成功には多くの父がいるが、失敗はみなしごである」。今回の失態を孤児にしてはいけない。

☆ 今日も花粉が飛んでいます。今日も皆様にとって良い一日で有りますように ☆

3月15日(土)のつぶやき

2014-03-16 03:00:22 | 日記