音楽カテゴリーを新たに作ります。
ある人の影響が強いのですが、前から音楽は大好きでした。いつから好きになったのかはわかりません。気づいたら、毎日のように音楽と接するようになっていた。
今までのお気に入りを、思いつくままに挙げてみます。作曲家ではモーツァルト、バッハ、ドビュッシー、ピアニストはフジコ・へミング、小原孝、シュピルマン、バイオリニストは川井郁子、歌手は新垣勉、サラ・ブライトマン、シンガーソングライターはさだ・まさし、中島みゆき、井上陽水、ジュエル、槙原敬之、その他その他。
音楽の力って何なんでしょう? 疲れているときほど、身に染みて、元気を与えてくれます。またある時期、その歌や曲がテーマソングのようになって、繰り返し繰り返し聴き、歌いたくなるものがあります。それらは深く体に(決して頭ではない)刻まれて、私のリズムになっていくようです。刺激される感情が、まとまり、水が蒸発するように、空へ立ち上がっていくかのようです。そして私は、生きる活力を確かに得ている。
今、はまっているのがマーラーの交響曲第一番「巨人」です。副題のようなものとして、「さすらう若人の歌」と書いてあるCDもあります。この曲は、実に感情の起伏が表されています。若人特有の高揚、緊張、憂い、悲しみ、迷い、絶頂など。カッコウが、最初から最後まで登場するのが印象的で、これは主体の目覚めを象徴しているのではと感じます。また颯爽と闊歩する様を思い浮かばせるフレーズが、聴く者を勇気付けます。
全体として、若者の歩みの表現のように聴こえます。特に第四楽章は、激しくうねっています。一種の危機のようでもあり、ひらめきのようでもあり。フィニッシュが感動的なのは、それまでの紆余曲折があるからでしょう。一人の若い人間が、社会の現実にぶつかり、しょげ返り、でも仲間に励まされ、ともに遊び、語り、愛し愛され、ときに孤独に浸りながら、最終的にはこれで生きていくんだ!という強い意志に辿り着くプロセスを感じる。
でも、それがなぜ「巨人」なのでしょう? マーラーは、背後にどんな思想を描いていたのでしょう? それはもっと聴き続け、私が生きてみないとわからない。ただ、彼は、一人の人間を、とても価値のある存在だと見ていたのではないでしょうか? この曲からは、一人の若者が、泣いたり笑ったり、誇りを持ったりいじけたりする姿が、生き生きと伝わってくる。この曲の持つ魅力とは、そんな愛すべき人間臭さなのかもしれません。そしてマーラーは、そんな彼(女)ら、もしかしたらかつての若い日の彼自身を、共感を持って抱きかかえ、理解しようとしたのではないでしょうか?
これからも追々、マイブームな音楽について、書いてみます。
ある人の影響が強いのですが、前から音楽は大好きでした。いつから好きになったのかはわかりません。気づいたら、毎日のように音楽と接するようになっていた。
今までのお気に入りを、思いつくままに挙げてみます。作曲家ではモーツァルト、バッハ、ドビュッシー、ピアニストはフジコ・へミング、小原孝、シュピルマン、バイオリニストは川井郁子、歌手は新垣勉、サラ・ブライトマン、シンガーソングライターはさだ・まさし、中島みゆき、井上陽水、ジュエル、槙原敬之、その他その他。
音楽の力って何なんでしょう? 疲れているときほど、身に染みて、元気を与えてくれます。またある時期、その歌や曲がテーマソングのようになって、繰り返し繰り返し聴き、歌いたくなるものがあります。それらは深く体に(決して頭ではない)刻まれて、私のリズムになっていくようです。刺激される感情が、まとまり、水が蒸発するように、空へ立ち上がっていくかのようです。そして私は、生きる活力を確かに得ている。
今、はまっているのがマーラーの交響曲第一番「巨人」です。副題のようなものとして、「さすらう若人の歌」と書いてあるCDもあります。この曲は、実に感情の起伏が表されています。若人特有の高揚、緊張、憂い、悲しみ、迷い、絶頂など。カッコウが、最初から最後まで登場するのが印象的で、これは主体の目覚めを象徴しているのではと感じます。また颯爽と闊歩する様を思い浮かばせるフレーズが、聴く者を勇気付けます。
全体として、若者の歩みの表現のように聴こえます。特に第四楽章は、激しくうねっています。一種の危機のようでもあり、ひらめきのようでもあり。フィニッシュが感動的なのは、それまでの紆余曲折があるからでしょう。一人の若い人間が、社会の現実にぶつかり、しょげ返り、でも仲間に励まされ、ともに遊び、語り、愛し愛され、ときに孤独に浸りながら、最終的にはこれで生きていくんだ!という強い意志に辿り着くプロセスを感じる。
でも、それがなぜ「巨人」なのでしょう? マーラーは、背後にどんな思想を描いていたのでしょう? それはもっと聴き続け、私が生きてみないとわからない。ただ、彼は、一人の人間を、とても価値のある存在だと見ていたのではないでしょうか? この曲からは、一人の若者が、泣いたり笑ったり、誇りを持ったりいじけたりする姿が、生き生きと伝わってくる。この曲の持つ魅力とは、そんな愛すべき人間臭さなのかもしれません。そしてマーラーは、そんな彼(女)ら、もしかしたらかつての若い日の彼自身を、共感を持って抱きかかえ、理解しようとしたのではないでしょうか?
これからも追々、マイブームな音楽について、書いてみます。
嬉しい!!なぜだか分からないけどとても嬉しいです…。
ちなみにこの前の歌詞の内容なのですがさすらう若者の歌について調べてみたら意味がなんとなく分かってきました。恋人を失う話らしくてなんだか人事だとは思えませんでした(笑)
私もマーラーを聴いて菊田さんと同じように人生そのものについてなのではないかと感じました。自分と重ね合わせているのかもしれませんが、マーラーを聴くと一人の人間がなぜ自分はこの世に存在しているんだろうという答えのない問いを繰り返している姿を想像します。4楽章はその問いに対する目覚め(答え)であって主人公はそれに対して絶望したり、歓喜しているんじゃないかと勝手に想像しました。きっと自分がこの先いろんなことを経験していくにつれて解釈は変わっていくと思います。
ちなみに私もサラ・ブライトマン大好きです♪HAREMに入っているWhat a Wonderful Worldが特に好きなのですが、聴くたびにいろんなことを考えさせられます。私達がいる世界が本当に美しい世界なのかと聞かれた時に果たして私達はイエスと答えられるのでしょうか。イラク戦争直前にリリースしたのはわざとなのだか分からないけれど、音楽には確実に人を目覚めさせる力があると思います。
コメントなのに長くてしかも偉そうですみません。
調子にのってしまった…(笑)
「WHAT A~」は、平井堅がカバーしているバージョンを、何度も聴きました。楽天的な歌と言えばそれまでだけど、歌手が、特にその元祖(誰だっけ?)が、心底「なんて素晴らしい世界なんだ!」と感じながら歌っているのがミソなのではないでしょうか。態度とパフォーマンスの一致が、僕らを揺り動かすのです。そのとき、たとえ聴くものが悲観していても、その心を変えてしまう力を持っている。
自殺やら虐待やら浮浪者やら麻薬やら拉致やらテロやら戦争やら、目を覆いたくなるような現実があるのは確かです。望みを失い、自他を傷つけることでしか生きる意味を見出せない人々に対して、私には何ができるでしょう? その答えの一つが「WHAT A~」を、精魂込めて歌うことだとすれば、それはほんとに素晴らしい試みだと僕は思う。そうした人々の存在があって、僕らは確かに影響を受けている。いい世界を作らなきゃと思うようになっている。
マーラーは、ほんとに奥が深いね。また語り合おう!