*今回は、2012年に別んトコで書いていたブログに加筆・修正したモノをお送りします。
そこそこ読書をする僕ですが、ルーツはガキの頃の“絵本好き”でありましょう。
ホント、たくさんの絵本を買い与えて貰ったものです。
その頃から数十年、近年、老化に伴い【昔】に思いを馳せる事が多くなりました。
その中には
『あぁ、あの絵本のタイトルは何だっけ?』
という疑問があるんですな。
ひとつは、女の子が主人公で、言葉を喋るイヌ7~8匹と一緒に仲良く暮らしながら、様々な事件に遭遇する、といった内容。
単発物ではなくシリーズ物でした。
んで、ネットにて『女の子・イヌ・絵本』と打ち込んで検索しまくったところ・・・ビンゴです。
【カロリーヌとおともだち】
なんと当時の表紙迄、ネット上にあるではありませんか。
僕の絵本ライフ卒業後も、しばらくシリーズは続いていた様です。
お友だちはイヌだけでなく、ネコとかこぐまとかも居たんですね。
いやぁ『やはり良いモノはタイムレスなんだなぁ』としみじみ。
みんなでスキー場に行った迄は良かったのですが、一匹だけいなくなってしまい、みんなでそいつを探しているシーンを強烈に覚えています。
ちなみにそいつは遭難した訳でもなく、助けて貰った暖かいおうちでスープなんぞを飲んでいる・・・。
呑気なヤツだなぁ、と思ったもんです。
次に調べてみようと思ったのが【かぎおばさん】。
鍵っ子の男の子が主人公なのですが、彼は鍵を紛失してしまい、寒空の中途方に暮れます。
そんな時に登場するのが、無数の鍵の束を持つおばさん。
おばさんは束の中から一本の鍵を取り出しますと、なんなく彼の家の鍵を開錠し、彼の為にポークソテーをこしらえてくれる、といった内容。
タイトルも何となく覚えておりますし、内容もかなり把握しているので【カロリーヌ~】を読んでいた時期よりは後年なのでしょう。
こちらは簡単に判明。
【ふしぎなかぎばあさん】
【おばさん】ではなく【ばあさん】だったのですね。
当時【ポークソテー】という食いものを知らなかったので、母親に食わせてくれと頼んだのを覚えています。
シリーズはその後も【かぎばあさんは名探偵】【かぎばあさんがさらわれた】【かぎばあさん、犯人はぼくなの】などなどミス・マープルの如く、ミステリシリーズになっている様であります。
この敏腕鍵師の老女は、どうやら人間ではないそう。
ファンタジーだなぁ・・・。
それにしても、つくづく思いました。
『ネットは悪』という論調も分からないではありません。
しかしながら、記憶を呼び覚ます手助けをしてくれるツールに感謝、であります。
『過去の記憶がお前に喜びを与えるときにのみ、過去について考えよ』ジェーン・オースティン(英国の小説家・1775~1817)
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読書の巻、ふたたび。