荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

鬼十則の巻。

2016年11月18日 | 日毎ニュースに正義の理想を




『たとえ絶望にすっかりとりつかれても、あたかも希望を抱いているかのように振舞わなければならない。さもなければ自殺しなければならなくなる。苦悩にはなんの権利もない』アルベール・カミュ(フランスの小説家・1913~1960)



新人女子社員が過労自殺しちゃったんで、天下の電通サンは社員手帳から【鬼十則】の掲載を取りやめる検討に入ったとの事。

【鬼十則】とは、電通サンの社員が心に刻むべき『仕事に対する姿勢』を10項目にしたもの。

その十則がコレ・・・



コレを是とするか否とするかは、そのヒトの仕事に関しての考え方・取り組み方で大きく違うでしょう。

僕なんか、相当なワーカホリックでしたから、『なかなか良い事、言ってんじゃんよ』ってなもん。

仕事とは、生き様・生き方と思ってますから。

『生きて行くには、おカネが必要。だから、しょ~がね~から働く』

ってヤツとは、永遠に分かり合えないでしょう。

そして、そういうヤツは間違いなく浮かび上がれません。

『水は低きに流れ、人は易きに流れる』

孟子の言葉が変化したフレーズです。

楽をして生きる人生に、栄光は絶対に訪れません。



それにしても、今回の電通サンのアクション、な~んか『ソレとコレとは話がズレてんじゃね~の?』って思うのは僕だけでしょうか。

確かに【鬼十則】が、新人ちゃんを追い込む道筋を作ってしまったきらいはあるでしょう。

しかしながら、過労自殺と【鬼十則】を直結させるのも浅薄だと思います。



新人ちゃんも、なんで自殺なんてしちゃったのでしょうね。

このテの事件が起きると『会社、辞めればいいやん』って、いつも思いますよ。

仕事は生き様・生き方だと思いますが、会社なんか別にど~でもいいんですから。

そもそも新人ちゃんに、そんな任せられる仕事なんてあるんですかね。

僕は広告業界ってのを、あんまし知らないので分からんのですが。



電通サンの社員って、大企業(すなわち電通サンのクライアント)のバカガキが雇用されるもんだとばかり思ってました。

バカ親父『お~、息子よ。就職活動はどうだ?うまくいっているのか?』

バカガキ『う~ん、それがいまいちなんだ。僕、単位もヤバいし、かったるいからボランティアやってないし』

バカ親父『そうか。まぁ、何でも私に言いなさい。好きなところに口をきいてやろう』

バカガキ『じゃ~、モテるし、給料良いし、なんかカッコ良いから電通がいいな~!』

バカ親父『ほほ~、そうかそうか。電通はウチのCMをずっと作らせてるから大丈夫だ!』

バカガキ『ありがとう!パパ!』

バカ親父『パパの顔を潰さぬ様に、ちゃ~んと働くんだぞぉ』

バカガキ『うん!こないだの強姦の時もパパに迷惑かけちゃってるからね。僕、頑張る!』

てなもんだと思ってました。

自殺しちゃう程真面目なヒトがいるなんて、1ミリも考えた事がありませんでしたよ。



『心を込めて仕事をしなさい。そうすればあなたは必ず成功する。なぜなら、そういう人はほとんどいないからである』エルバート・ハバード(米国の作家・1856~1915)

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一方で『客に買わせる十訓』もあります。