昔から人気アニメを実写化するという、愚行・蛮行があります。
そして又、その愚行・蛮行を繰り返すハメに・・・。
タツノコプロ作品で最も僕が愛した【破裏拳ポリマー】が、新しい餌食となる事になりました。
21世紀に入り、【CASSHERN】・【ヤッターマン】・【ガッチャマン】に続くタツノコプロ作品の実写化であります。
主演は溝端淳平。
脇は原幹恵とか山田裕貴とか柳ゆり菜とか、パっとしないヒトばっか。
原幹恵って【キューティーハニー】のTV実写版やったヤツだろ。
大丈夫なのかね・・・。
あとの出演者はアナウンスされておりませんが、な~んか石橋蓮司とか本田博太郎とかが出そうな気がします。
まぁ、当然コケるでしょう。
小屋に関する情報を読みますと『新宿バルト9ほか全国の劇場で公開される』とあります。
・・・ほとんどインディーズ扱いな様な気もしますな。
監督は、坂本浩一とかいう【仮面ライダー】だの【ウルトラマン】だのを手掛けたヤツだそう。
バジェット、少ないだろうな・・・。
【ヤッターマン】製作時、監督である三池崇史の名言が思い出されました。
そもそも最初は【ガッチャマン】の監督のオファーを、三池崇史は受けていたのです。
その際の経緯を、【映画秘宝】にて語っておりました。
『ガッチャマンは、ダークナイト級の映画を撮る力のある者が、手掛けてこそ光るヒーロー物だ』
『今の日本の特撮に対する考え方や技術、バジェットを考えると、我々じゃまだ力不足なんじゃないか、と考えてガッチャマンは無理です』
そして、こう言うのです。
『その代わり、ヤッターマンならどうですか?』
そう。【ヤッターマン】は逆提案だったのです。
さすがは三池崇史。
【ガッチャマン】は無理だけど、【ヤッターマン】なら勝算はあるよ、って分かってたんですね。
結果は全て数字が語っております・・・。
【新造人間キャシャーン】は終始暗い内容で、あまり興味がありませんでしたが、【破裏拳ポリマー】は明るく、又、1話完結だったので観易かったものです。
そんな幼少時の記憶をブっ壊してくれる「破裏拳ポリマー」製作委員会をブン殴ってあげたい、と思いました。
『記憶は精神の番人である』ウィリアム・シェイクスピア(英国の劇作家・1564~1616)
過去の関連記事。
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キューティーハニーの巻。
仮面ライダーの巻。
仮面ライダーの巻、ふたたび。
仮面ライダーの巻、みたび。