こんにちは、
今日は、「けいとや」のスタッフの記事を紹介しますね。
先日、日本では中3になる息子が「これあげる。」と差し出したもの・・・
まあ、なんと編みかけの靴下です。
自分の部屋を片付けていて、始末に困り(こっそり捨てられるよりましですが)、
靴下毛糸専門店の母に続きを託したようです。
うちの3人息子たちが通う学校は小学1年生から「手仕事」の時間が
週に2時間ほど設けられていて、男の子も女の子も編み物や人形作り、
自分たちのパンツをミシンで縫ったり、畑仕事などもすることが特徴的な学校です。
この課題は中2の時のもののようですが、
糸は6本撚り、この柄は私が毛糸屋稼業を始める前のもののようで
確かではありませんが、もしかしてOpal???
どれほど時間がかかったかは定かではありませんが、
ここまで出来ていたなら最後まで頑張れば良いのに、
「門前の小僧習わぬ経を読む」とはいかなかったようです。
面白いのはドイツの糸の巻き方。
日本ではきつく巻きすぎると糸が伸びてダメになると聞いて、
一度手に巻きつけたけいとをふんわりと巻いたものですが、
ドイツ風はこんな風にぎゅうーーーーっとボールのように巻くようです。
個人的に面白かったのはボックス型のかかとと底の編み繋ぎ部分。
2列にわたって結合部分を特殊な編み方で編んでいるようです。
靴下の編み方って奥が深いですよね。
今はサンプルを編む日々で、すべて同じ編み方で統一しなければなりませんが、
時間ができたら、いろんな編み方の靴下に挑戦したいという野望があります。
この靴下は一度ほどいて、編みなおしたものを クリスマスにでも プレゼントして
あげたいと思っています。