こんにちは、
世界中のトンネルを集めた美術館、
なんてものがあるわけもありませんが、
トンネルの中にある美術館というのも珍しいでしょ。
ここは、デュッセルドルフのライン川沿いにある「KIT」という美術館です。
KITとは、Kunst im Tunnel の頭文字で、トンネル内の美術という意味です。
この打ち抜きのスペースは、わざわざ美術館用に作ったのではなくて、ライン川沿いに走っていた道路を地下に潜らせる工事でできたスペースの活用結果なんですって。
地上部分は、ライン側を望むガラス張りのカフェになっていて、このカフェから階段で地下へ潜行して、大きな鉄の扉を開けると冒頭の写真のスペースが現れる、という仕掛けになっています。
ということなので、設計者の思惑通りに、まずはカフェでお茶とケーキでくつろいで( ^ω^ )
いざ地下へゴー
今日見てきたのは、デュッセルドルフとテルアビブの若手芸術家16人が、それぞれ活動の場所を交換して作成したアートの数々でした。
古典も良いのですが、こういうトンがった作品もとっても刺激的で素敵でしたよ。
政治的な視線の作品もあったし、ご想像の通り両国にまたがる暗い過去に題材を得た作品もありました。
美術、芸術という表現の素晴らしさと可能性を再認識したひと時でした。
ではまた。