こんにちは、
ブログを読んでくださっているお客様から、ドイツの洗濯機にご興味があるとの
コメントを頂きました。
ドイツをはじめとするヨーロッパの洗濯機は、日本の洗濯機のように溜めた水の
水の中で洗濯物をグルグル回して洗うのではなく、ドラムに入れた洗濯物に水を
含ませて回転させて落下させることで汚れを落とす方式です。
また、温水で洗うことが前提で、水を熱するヒーターが内蔵されていて30度から
90度までの水温が選べます。
普通の洗濯物は60度で洗っていますが、もちろんウールや繊細な物は30度の設定
で洗います。90度は使ったことがありませんが、何に使うんでしょうね?!
この温度設定以外にも、実に様々な設定ができるスイッチ類が付いているのもこ
ちらの洗濯機の特徴かもしれません。その組み合わせといったら、何十通り・・・
なんか良いことずくめに聞こえますが、欠点はやたらと時間がかかるんですよ。
最低でも一時間ちょっとかかります。見ていると、どうしてここで止まってるん
だろう・・・というような時間帯があったり、とにかく不可思議で複雑な動きを
しながら洗濯が進んでいきます。
日本の清清しいまでのグルグル洗いとはまったく異なる動きです。でも、どちら
が良いという問題ではなく、やはり環境や文化の違いによるんでしょうね。
そうそう、Opalの毛糸ですが、温水で洗ってもフェルト化しないというのが大き
な特徴なのですが、こういったヨーロッパの洗濯機事情とも無縁ではありません
よね。
逆に、通常の毛糸で編んだ物を温水で洗うとあっという間にフェルト化しちゃう
ので、この特性を利用して、大きめに編んだ作品を洗濯機で洗ってフェルト作品
にするという技がありますが、これは技と言うよりとっても一般的な手法として
広く知られています。
それではまた。
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さっそく、いろいろと教えていただき、ありがとうございました。
手を洗う時にお水よりもお湯の方がきれいに洗えるように、洗濯も温度が高いと汚れの落ちが良いですね。
ドイツは日本ほどお水が豊富ではないでしょうから、電力を使ってお水を温めてでも、お水を節約したいということなのでしょうか。
ということは、水道料金は日本よりも高いのかしら??
またまた疑問がわいてきてしまいましたが、これからも、このようなドイツの生活情報を時々アップしてくださると嬉しいです~!
これからも、よろしくお願いします。
ヨーロッパと日本の洗濯事情の違いにはいろいろな見方があると思いますが、高温多湿なアジアに比べるとどちらも低いヨーロッパでは、洗濯の頻度がかなり少ないようです。
私は、長年染み付いた習慣から一度着た物は洗ってしまいますが、当地の人は二度三度と着ることが普通のようです。
なので、洗濯機も繊維を傷めないことを第一に、温水でゆっく~り洗うようになっているのかもしれません。
こちらの人が、日本の流水でグルグル回す洗濯機を見たら、文字通り目を回すかもしれませんね。