2009・8・24
前記事→ 「ジャンダルム登頂への道」
ジャンダルムの山頂から!
360度の大展望を楽しみましょう!
先ず目につくのが槍ヶ岳!南岳への稜線。北穂、涸沢岳、白出のコルと続く。
槍の左には水晶岳をはじめ裏銀座の名峰がずらり。
槍の右には、白馬、鹿島槍などの後立山連峰の峰々。さらに右に常念山脈・・・。
ジャンダルム山頂から 奥穂へと続くナイフ・エッジの岩稜を狙ったが、な
逆光で真っ黒いシャドウーとなった。
少し角度をとり、ボリューム感のある奥穂とナイフ・リッジの岩稜の縦走路
前穂~明神岳
コブ尾根ノ頭~西穂~焼岳~乗鞍 上高地と霞沢岳
黒部五郎~薬師~赤牛~水晶岳など 裏銀座の名峰ずらり
再び槍ヶ岳方面。
今回の「槍穂大縦走のコース」を最初からここまで目で辿ることが出来る。
感無量! 胸に感動がこみ上げる。
そして、これがこれからまだ続く大縦走のコース! 胸が高鳴る!
笠ヶ岳~槍をバックに
千晴と笠ヶ岳をアップで
これから進む 西穂~焼岳へ続く岩稜のエキサイティングな縦走路
展望を楽しんでいると、なにやら人の気配が・・・・。
先ほど追い越してきたパーティが ザイル確保で直登してきた。
きちんと3点確保して バランスよく登ればフリーでも登れるんだがなぁ~。
こんな様子を上から眺めていると、かえって怖い。
無事にジャンダルムの頂に立てば 感慨一入ってもんですな!
やっぱり最初に眺めるのは、槍だね!
なんたって、天空を鋭く指すその山容はかっこいいし、
北アルプスのシンボルとしての存在感は大きい。
閑かなジャンダルムの頂が、幾分賑やかになってきた。
ジャンダルムよ、さらば。 また 逢いに来るからね♪
まだ先も長いし、縦走路を進むとしよう。
岩稜の縦走路へ踏み出す。
ジャンダルムを下りきって振り返ったところ。 後は、奥穂
ジャンダルムは見る場所によって、大きく山容が変わる。
西穂側から見ると単なる黒い丘だ。
こちら側からの登攀はたいして面白くなかろう。
やはり、奥穂側から見たそそり立つ姿が好きだ。
大岩の広場になったコブ尾根ノ頭までは簡単だ。 しかし ↓
やせた岩稜尾根はどこまでも続く。
ジャンダルムの頂から眺めているよりも 実際のコースい入るとハードだ。
ルートを確認する!
ガレの斜面も下る。
チムニーも降下
側壁のバンドをトラバース ○ペイント分かりますか?
すぐそこに西穂があるように見えますが、
天狗ノ頭、間ノ岳などエキサイティングなルートが続くのです。
飛騨側に出るところあり。
信州側に戻る所あり。 足下に上高地が眺められるのは気持ちいい。
モノトーンの岩稜コースにあって、癒しの緑だ。
正面に岩稜が迫れば、躊躇なく登っていきます。
巻かなきゃならない所は、大抵へつり・・・・・・。
こういう所 スリリングで、大好きです!
岩稜の稜線は、こんな感じ。
歩くのには十分な広さだが、両サイドスパッと切れ落ちている部分は
慣れてない人や高所恐怖症的な人には かなりのストレスらしい。
畳岩ノ頭から西穂方面を望む。
最奥が西穂のピーク。 その前に幾つものピークが立ちはだかるのだ。
上高地から見るあのギザギザのまんまのトレースをしていくわけだ。
天狗のコルを目指して、一気に下る!
標高差役300m! 急傾斜な岩稜を一気に下る。
下りきった部分から見上げる。
天狗のコルから見上げる天狗ノ頭
よく下りきったものだと 後から自分の辿ったコースにオヨヨ・・・。
天狗のコルは、唯一エスケープルートが得られる。
岳沢へ降りれば降りられるのだが、・・・。地図上は。
余程のことがない限り、ここは下りたくない。
現場を見れば分かるが安易なルートではない。
天狗のコルで一本立てたら、天狗ノ頭に向ってGo!
とその時、そっちからコルに向けて下ってきたペアがいた。
下で待ってやり過ごすことにした。
場所交代! さて、登るぜ~!
なかなかのボリュームです。
天狗ノ頭が近づくと 岩の感じも変わってくる。
矢印↑や ○ペイント分かりますか? 真っ直ぐ登れ!
ホールドは豊富にあるので、問題なし。
天狗岳(天狗ノ頭)山頂 ちょうど雲が広がりガスも流れてきた。
さあ、千晴! 間ノ岳に向けて前進!
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