いぬバカ・ねこバカ

美術館情報・デザイン記事を中心に載せています。他にいぬバカ・ねこバカ2にてペット・写真情報更新中。ぜひ覗いてください!

第88回白日会展[六本木;国立新美術館] ①

2012年04月09日 01時35分20秒 | 日記
白日会は「若い力」と生涯を通して美術を勉強していく「姿勢」「気持ち」を大切に考える公募団体です。
ここで展示されておりました気になった作品をご紹介致します。
 
 
「アリア」  岩手県  E・T 様作   白日賞 受賞作品
 
まるで映画のワンシーンのような絵。愛する人を見送った女性。旅立つその人を見送る女性の目は、やがて涙でにじんで
 
見えなくなる・・・・・・。
 
 
 
 
「読書」  新潟県  R・T 様作
 
本を読んでいた女性。ふと顔をあげ、本のストーリーを想像する。その真剣な表情はまさにさ読書家。
 
でも、そこにいちゃあ、ドアを開けられないって。邪魔・じゃま!!
 
 
 
 
「淡雪」  東京都  H・О 様作
 
明るい日差しは注ぎ込む見晴らしのいいマンションに帰ってきた女性。外は寒いのであろう、うさちゃんのマフラーが
 
季節が寒いことを物語っている。しかし!冬物のコートにひざ上のスカートはアンバランス!
 
なので、この女性は室内でポーズをとらされているモデルさんであろう。妙に色っぽい絵は私の目を釘付けにさせて
 
しまったのだった。  拡大です。 ↓ ↓ ↓
 
 
 
 
 
 
「静徹なものたち」  佐賀県  M・О 様作
 
自宅のベッドでくつろいでいる双子らしい姉妹。しかし、蝶が舞っていて、ハトや骨のある部屋ではくつろげませんよねー。
 
鏡に映っている男性は作者でしょう。 拡大です。 ↓ ↓ ↓
 
 
 
 
 
 
「黄色い果実と赤い柘榴」  奈良県  H・K 様作  白日賞、会友奨賞受賞
 
日が差し込み、葡萄や柘榴が光を反射している光景が写実的に描かれています。
 
光りは反射するだけではなく、部屋を暖かく包み込み、幻想的なイメージをかもし出しています。お見事!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

東京都現代美術館「靉嘔(あいおう)展」

2012年04月09日 01時34分17秒 | 日記
靉嘔(ギャラリー五辻にて)

まず、靉嘔という美術家のご紹介をいたします。

靉嘔(あい・おう、英語: Ay-O1931年5月19日 - )は、日本の美術家1960年代フルクサスに、同運動の国際的な活動の初期から関わったことで知られる。本名は飯島 孝雄(いいじま たかお)。茨城県行方郡玉造町(現・行方市)出身。「のアーティスト」として知られている。

なんたって、かのフルクサスですからね。
ジョン・ケージ、ナムチュンパイク、ヨゼフ・ボイス、そしてもちろんオノ・ヨーコも所属していたアート集団ですよ。ボイスは大好きだったな。靉嘔は彼らとともに前衛芸術活動をしていた人ですけど、何が面白いって、レインボーなところ。
展覧会の解説によれば、日本での活動の後NYへ拠点を移し、抽象系の絵を描いていたが、どうやら完全に行き詰まったようで「絵を描くのは止めた」ということらしい。
で、どうしたかというとシルクスクリーンの作品作りとなって、シルクスクリーンの塗り師は別の職人に出すということにしたようです。
また絵画を線、カタチ、色に分解し、線もカタチも排したあげく、色は分解してレインボーにするという凄さ。
これがあのレインボーな作品群を作り出すことになるわけだ。レインボーな作品、ごらんあれ!!

写真上:東京都現代美術館(半蔵門線、清澄白河駅 徒歩9分)、入り口には虹が・・・・。

 

初期の絵画です。すでに色鮮やかな配色です。

 

レインボーな作品たち。息を呑む美しさです。目が痛い!!

吹き抜け部分のモニュメントです。

 

コラージュ。色々なものを貼り付けています。

 

このちいさなベニヤ板の小屋の中は・・・・・・・?? ↑ ↑ ↑

 

やっぱりレインボー。 ↓ ↓ ↓

レインボーな夢を見そう。とにかくお見事の一言に尽きる。

 

 

 


夢二絵はがき

2012年04月07日 23時30分14秒 | 日記
『月刊夢二絵はがき』第29集(全4枚) 「子守唄」 大正 東京九段つるや画房
 
明治44年から大正9年まで102集出された『月刊夢二ゑはがき』の第29集 オリジナル絵はがき4枚・袋付き
 
各絵葉書に夢二作・筆の小唄を添える(ローマ字)

『月刊夢二絵はがき』 大正時代  【竹久夢二/絵葉書】_画像3

 

 

『月刊夢二絵はがき』 大正時代  【竹久夢二/絵葉書】_画像2

子供好きな夢二だからこそ描ける絵ですね。愛情がこもっています。


ボクちゃん

2012年04月07日 23時29分35秒 | 日記

100年前の子供の写真です。

「メリー・クリスマス!」というボードを持っています。

あれから、100年。おそらくこの子はもう生きてはいないでしょう。

この子の人生に今後、どのような出来事が待っていたのかはわかりません。

私たちもこの、今、一瞬を大切に生きていきましょう。なぜなら、人生はあっという間ですから。

ここに写っているボクちゃんのように・・・・・・。