堅バカおすぎのドタバタ人生ノンフィクション日記🎵

生きてると本当に色々な事が起こる。持病と闘いながら堅ちゃん救われて乗り切るリアルノンフィクションな日々です。

「倉平」が・・・・・。

2011年04月11日 | 日記
私の大切なお店「倉平」が5月15日で店を閉めると先日知り、ショックがまだ続いています。

この閉店のお知らせの張り紙もさり気なくて切ないです


「倉平」は西区野方にある、お好み焼き&ラーメン屋さんです。

大将のおじちゃんは私の父の 昔の仕事仲間。

東京で仕事をする父のもとに上京してきてバンドデビューを目指しながら
建築業の仕事をしていたナイスなマスターです。

見た目はロックをしていた風には見えないけど
御年の割には とても若くお腹も出てないしかっこいいマスターです。

ここ数年、マスターと奥さん(2人で店を切り盛りしている)は病気がちで
入院したり体調を崩し お店をお休みすることも多かったのですが
ボチボチと復帰しては店を続けてきていました。

何年か前にはお孫さんも産まれて いつも忙しくしているお二人の姿を見てると
あんまり無理はしてほしくないな~。。。とか思っていました。

昔「倉平」が出来たときは この近所は周りは田んぼだけで
な~~~にもない場所だったけど
今では西区でもなかなかのラーメン激戦区になっているのに
HPもない、昔ながらの「倉平」はコミュとかもある人気店なのです。

お客さんがとても多くて 常連さんや口コミで来る人(←そして常連になる)で
お店は11時半からだけど11時20分には駐車場は満杯です。
優しいおじちゃんはオープン前でも店の中に入れてくれます。

沢山 漫画があるのでみんな続きを読んで開店を待つってな感じの
居心地の良いお店。『倉平』

それがなくなっちゃう。

おじちゃんは一人で常に鉄板に向かい、お好む焼きや焼きそばを焼き
奥さんは「ちゃんぽん」の注文が入ると 大きな鍋を振りながら野菜をいためて
ちゃんぽんを作ります。
その間に他のオーダーが出来上がったらおじちゃん自らが席まで運んだりします。

常連はカウンターまで取りに行くけど、うっかり漫画に夢中になってるとおじちゃんが来ます。

「倉平」には他には従業員はいませんので 味を継承する人が居ません。

あの味が食べれなくなる・・・・・。考えただけで涙が出ます。

開店してからずっと、通い続けてきた私には本当に何とも言えない悲しい気持ちが押し寄せてます。

親子2代にわたり通い続ける素敵なお店。

長男航○は言いました。
「後、ちょっとしたら僕も家族を連れていつも来ようと夢見てたのに・・・」と。

思えば、子供らが腹にいた時から通い、産まれたら籠に入れて連れて行き。。。

思い出したらきりがありません。

店を閉めると知った翌日、緊急連絡を実家にして急きょじーちゃん・ばーちゃん・弟と
航○と帆○とで「倉平」に行きました。

マスターは体がもうきついから・・・とジーちゃんに言っていました。

そうだよね。

今までももう無理だったのに、私らお客の為に続けてきてくれたんだよね。

これは 感謝の気持ちで気持ち良くフィナーレを迎えていただかないと。

お店は無くなっても一生忘れませんから

次に行ったときには、ちょっこし、レシピを教えてもらおうかな~~~とか思ったりしてるけど
声をかけないおすぎなのでした。