最近は草食系男子とかいって、異性に興味がない人が多いらしい。
僕が思うにそれは興味がないのではなくて、恋人や結婚がなくてもそれなりに生きていける社会になっていることに原因があると思う。
それなりに生きていけるというのは社会全体の中に一人でいる人が増えているから独身の人や恋人がいない人でも十分に市民権を持っている。一昔前だとクリスマスに一人で過ごすことがすごく惨めな感じのする時代があった。それはそれでかなり辛い時代でもあったなあ
だから、いつでも男たちは獲物を狙うハンターつまり肉食系でいないとね。
だけど今は、ネットやメールでコミュニケーションがとれて、フェイスブックで友達500人なんてのもザラにある。さらにスカイプをつなげば海外の人とでも顔を見ながら話が出来る。だから表向きはインドア派の人でもいつでもたくさんの友達とつながっていてさみしくなんかない。
でも、本当の気持ちは、心のずっと奥にある気持ちは出てくるのかなナンテオモッテシマウ
僕はよく手紙を書いた。一生懸命書いたなあ。おばあちゃんやおじいちゃんにも手紙を書いた。今でもおばあちゃんからの手紙は僕の宝物です。
同時に好きな人にも手紙を書いた。
夜中に書き始めて朝までかかる。
一応辞書は持ってないと恥ずかしい。
ワープロなんて使わなかったし下手くそな字で一生懸命書いた。
たぶん、ウザイ感じもあったかもしれないなあ。
想いが強くなりすぎるとどうしてもそういう傾向に陥る。
電話で話すにもの電話にかけるんだからそりゃ大変だ
でも、そんな時代を僕は純粋ないい時代だったと振り返って思える。
友達の中には、どんどん力をつけ、活躍の場と強い精神力を拡大し、ハンティング上手なヤツもいたけどね。それはそれでかなり尊敬していた
だけど今は、そんなに頑張らないんだよね。恋に夢中になるとか、誰かを本気で好きになるとか流行らない時代なのかな。ダサイのかな。
ずっと前に、ホントにずっと前に武田鉄矢が言ってたんだけど、思春期に異性に興味を持つでしょ。
そして誰かを好きになる。本気で好きになる。
そのときに大人としての成長があるんだって。
それはなぜかと言いますと、よく親になって初めて親のありがたみが分かるっていうでしょ。あれです
親になると自分の子供が自分のことよりかわいいんです。
自分より大切なものが出来るんです。
自分が犠牲になってもこの子だけは守りたいと思うんです。
恋もそれに似ていて人を好きになるとその人のことを守りたくなる(これは男の子に限ることじゃないでしょ)。そのとき初めて感じるんです。
自分より大切なものがあること。守りたい人がいること。
人間はただ食べて生きていくだけじゃない生き物だったことになんとなく気づくんです。
そして、優しい心が心の奥の方から沸いてくる。
えっ、なんでこんなにこの人には優しくなれるのなんて、自分で不思議に思ったりしてね
初めて本気で誰かを好きになるとき、
それは、自分の心のずっと奥にあるすごく純粋な優しさに出会えるときなんです。