美しく作るための花いっぱい作戦ブログ

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木曜日はメンズデー1

2011-02-24 22:19:36 | 映画・読書

TOHOシネマズ岡南で映画を観ました。木曜日はメンズデーで1000円です。

1本目は竹野内豊主演の戦争映画「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」です。元米海兵隊員ドン・ジョーンズが発表した「タッポーチョ『敵ながら天晴』大場隊の勇戦512日」を映画化したもので、実在の人物・大場栄大尉を竹野内豊が演じたものです。

こうした日本人の誇りを取り戻すような内容の映画は、今日の日本離れ、愛国心離れ、ふるさと離れが進む社会にあっては、伝え残さなければいけない歴史としてなくてはならないモノだと思います。

日本は敗戦したことによって、GHQ主導によるものですが、世界でも類を見ない平和憲法を手にしました。そのことと日本人の誇りを失うことは違います。家族のために、祖国のために、未来の僕らのために戦ってくれた人々に対する感謝の心は失ってはいけないのではないでしょうか。竹野内豊がこの映画の舞台となった当時のサイパンでの生き残り兵の方に合ったとき、涙を流しながら「私たちのために命をかけて戦って頂いき本当にありがとうございました」と、感謝の意を表していたのをテレビで観ました。

~以下の文章はマスコミが取材した内容を抜き出したモノです。~転載不可 

竹野内が演じた大場大尉は、太平洋戦争の激戦地サイパン島で、わずか47人の兵力で4万5000人もの米軍を神出鬼没な戦略で翻ろうし、“フォックス”と畏敬の念を込めて呼ばれていた。だが、当時の日本兵にあって「自決するより生きて戦うことを選べ!」という信念を貫き、終戦後の12月に戦没者を弔うべく軍歌を歌いながら投降したという史実を知る日本人は少ない。

大場隊の戦いぶりに強い感銘を受けた原作者のジョーンズは、戦後に来日し取材を重ねて同書を書き上げた。あとがきには、「多くの人たちが、自分たちの父や祖父や叔父たちが国を守るために戦った精神について何も知りませんでした。もっと驚いたことは、その人たちがしたことに何の尊敬の念も払っていないことです。私は、このことをとても残念に思います」と記されている。竹野内をはじめ、同作にかかわったすべてのスタッフ、キャストが伝えたかったことは「日本人の誇り」だと断言できる。

「本人は戦争に負けたということを恥じる気持ちでいるかわからない。でも、恥じる気持ちは知識の欠如だって。世界中の戦士のなかで、日本軍の兵隊は本当に優秀だった。その人たちが全力で戦った誇りを、決して忘れてはいけないんです」。そう語りながら、遠くを見つめるような眼差(まなざ)しで祖父との思い出を訥々と話し始めた。「自分も子どものころ、おじいちゃんに戦争のことを聞いてみたいと思った時期があったんですよ。『おじいちゃん、戦争って怖いの?』とストレートに質問したら、『戦争か。そりゃ良いもんじゃないなあ。ははは』と笑って流されました。子どもながらに『これ以上、聞いちゃいけないのかな』と感じました。そういう経験って自分だけではなくて、聞きたかったけれども聞けなかった人っていっぱいいるはずなんですよ」

だからこそ、21世紀を生きる今の世代の日本人は、いつの間にかどこかに置き忘れてきてしまった日本人としての誇りを忘れてはならない。竹野内は、タイで共演した多くの日本兵役の若手俳優たちと接することで、あることを感じた。「自分たちのルーツをたどっていけば、どこかであの方たちの遺伝子であり、日本人としての誇りって眠っているはずだと思うんですよ。タイで一緒に過ごした兵隊役の役者さんたちって、すごく若かったんですが、日本人としての強いスピリットをもっているんですよ。だから、忘れているわけではないんだ。自分たちに備わっているということに、もちろん自分を含め気づいていないだけなのだと思いました

転載不可 

昨年5月のクランクイン前には、戦地サイパンを慰霊訪問。さらに、敗残兵や民間人を生き残らせるために孤軍奮闘した大場大尉の墓参りも行った。実際にサイパンのジャングルの中を歩いてみて、衝撃を受けたという。「いたるところに、おびただしい数の弾痕が残っているのを目の当たりにし、本当に逃げ場なんてなかっただろうなと思うんです。あの弾痕を見ただけで、当時の激しすぎる状況がよみがえり、銃声すら聞えてくるような戦りつを覚えました」

撮影では大場大尉が憑依(ひょうい)したかのような立ち居振る舞いで、見事に“座長”としての役割を完遂した。「わが身をもって全力で戦い抜いた大場さんたちに心の底から感謝を申し上げたい」と訴える竹野内が、最も大切にしたシーンがクライマックスに用意されている。投降後、米軍のジープに乗りながら敵だった相手に対し「ただ無心に戦っただけ。私はこの島で、ほめられるようなことは何もしていません」と語っている。

今年、竹野内は不惑を迎える。今作を通して伝えたかった「日本人としての誇り」を、丁寧な演技で映画に詰め込み、新たな一歩を踏み出した。「とにかく学生さんや若い人たちに見てもらいたい」と願う気持ちが結実したとき、戦争という悲劇で命を落としたすべての日本人が、天国から“誇り高き後輩たち”へ喝さいをおくるに違いない。


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