美しく作るための花いっぱい作戦ブログ

美しく作るまちを目指し花いっぱい運動の予定や活動報告を掲載します。文化・芸術・音楽・歴史を絡めた活動も報告します。

高浜市はすごい!大森先生の講演

2011-11-17 00:34:46 | 地域リーダー養成塾

大森先生の話は、高浜の地域内分権に触れつつ、民主党の「地域主権」は結局のところ東京という地域の主権になってしまう。本題はそういう話なんだけど途中、先生が被災地に行った時のこと、100歳のおばあちゃん詩人柴田トヨさんの詩が被災地に大きく飾られてあるという話をされました。誰にも見えるように大きな紙に書いてあるそうです。

 

「被災地のあなたへ」

 

最愛の人を失い

大切なものを流され

あなたの悲しみは

計り知れません

 

でも 生きていれば

きっと いい事はあります

 

お願いです

あなたの心だけは

流されないで

不幸の津波には

負けないで

 

「貯金」

 

私ね 人から

やさしさを貰ったら

心に貯金しておくの

 

さびしくなった時は

それを引き出して

元気になる

 

あなたも 今から積んでおきなさい

年金より

いいわよ

 

「秘密」

 

私ね  死にたいって

思ったことが

何度もあったの

 

でも  詩を作り始めて

多くの人に励まされ

今はもう

泣きごとは言わない

 

九十八歳でも

恋はするのよ

夢だってみるの

雲にだって乗りたいわ

 

僕は一番前の席だったので、先生のいつになく真面目な(冗談です)目を一生懸命見て聞いてたのでこのピュアな詩に目がウルウルしてしまって大変でした。「98歳でも恋はする。夢だってみる。雲にも乗りたい」素敵ですね。僕も心に貯金できるかなあ(^_^.)

 

あと今回の被災での大切な教訓も言ってた。

本来日本は市場主義の国でそこでは、少ないものほど・手に入りにくいものほど価値がある。価値があるものは力のある人・お金を持っている人が所有する世界。

被災地で貴重な食糧となるおにぎりが最初に配布されたとき、全員にいきわたらない状態がおきた。だけど、被災した人たちがそれをみんなで分け合って食べた。新しい「価値」の形がそこにはあった。

そのほかにこんなことも言ってた。

あの緊急事態で国から県、県から市町村という行政の縦の連携はうまく機能しなかった。だけど、市町村同士の助け合い、横の連携というのは目を見張るものがあった。あっという間に支援物資を運び給水車を配備して、本来、国や県など上部団体が指揮管理する必要があるところを自治体同士の連携が期待以上の動きをした。姉妹都市縁組なんかは意味のない無駄なことだと思ってたらしいですが、考えを変えましたって言われてました。

 

うちの水道係長も次の日には仙台に向かってたもんね。

 

また思い出したら書き込みます。


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