随思録

日々思うことを記す。

屋久島日記 装備総括1 必要装備編

2010-11-28 22:43:18 | yakusima
屋久島に旅行へ行くと決めてから、検索したり、店員さんに聞いたりして、さまざまな装備品を購入した。
ただ、中には一度も使わなかったものや、今後の使用機会が少ないものがある。

もちろん人それぞれ登山に対するスタンスがあるので、装備の質や必要性も異なるだろう。
私はこれを機に、日帰りトレッキングでも始めようかな~ というくらいのスタンスだ。
そこからまず、今回の個人的な反省も含めた、装備品についての考察を述べたい。

1.できるだけレンタル品を活用すべき
屋久島は必要な登山用具は、一通りレンタルできる。
今後登山をする予定がないなら、わざわざ買わず、レンタルで済ませるのが吉。
私はヘッドライトをレンタルして、結局使用しなかったからこれはいい判断だったが、雨具は買ったものの雨が一度も降らなかった。

2.できるだけ所持品を流用すべき
登山用ではなくとも、条件を満たす品が多いので、使えるものは使い回したい。
たとえばウェアは吸汗速乾なら問題ない。
中間着のフリースは雪山じゃないからユニクロので十分。
重要なのは、求められている用途を理解することだ。

続いて、今回の購入品について、やはり個人的に総括してみたい。
ほとんど買い物日記だけど……

1.トレッキングシューズ「SIRIO P.F.301GTX」(16,800円)
店員さんと二人三脚で入念な試し履きののち、購入。
足の幅が広く、締め付けられる感覚がない、足にあったシューズだ。
また靴底も厚く、足首も保護され、しっかり防護されている印象が強い。
厚手の登山用ソックス、中敷も同時購入。
この2つの効用もあり、足に疲れはほとんど出なかった。

結論→仕方のない出費だった
正しいフィッティングができればレンタルで済ませることも可能だが、自信がなかったので慎重になった。
実はサイズを大きめにした反動で、縄文杉トレッキング復路にてマメの前兆ができている。
(絆創膏で進行を防ぎ、大事には至らなかった。)
事前の履き込みが足りなかったせいもあるだろうから、そこは判断の是非が分かれるところ。

2.レインウェア「ミズノ ベルグテック・ストームセイバー」(12,600円)
屋久島にはGORE-TEX必須という同僚からのアドバイスを元に、最初はTHE NORTH FACEのレインウェアを購入するつもりだったが、高価なため躊躇していた。
ショップで店員さんから「屋久島ならゴアじゃなくても、このくらいの性能で問題ない」と薦められたのがミズノ。
THE NORTH FACEに比べ半額以下だったので購入を決める。
“1か月に35日雨が降る”屋久島で「さすがストームセイバー!」の活躍をするはずが、屋久島では雨に降られることなく日程終了。
防寒着(ウィンドブレーカー)代わりに着ただけ。

結論→レンタルで十分だった
レインウェアはサイズが細かく設定されているわけではないし、デザインさえ気にしなきゃレンタルで十分かも。
今後登山するとしても日帰りなら雨の日は中止だよきっと……下手すりゃ2度と使わない。

3.ザック「OSPREY kestrel 28」(12,600円)
ザックは日帰りだと容量は25L~30Lが目安とされる。
となるとデイパックで事足りる容量なので、karrimorあたりのシティユースできそうなものを買うつもりだったが、断念した経緯がある。
ネックとなったのははウエストベルトと、容量に比例する“背面長”だ。
ザック・デイパックに関わらず、負担を軽くするためには、ウエストベルトがあるもののほうがよい。
またウエストベルトはきちんと腰骨の上で止めることで、肩にかかる比重を軽くし、疲れを防ぐ。
私の身長では、背面長がLサイズ(約50cm)以上のものでないと、ウエストでベルトが止められない。
容量と背面長から、消去法で選ばれたザックである。
ポイントは収納式のザックカバーがついていることで、コストパフォーマンスも高い。
ザックカバーもどうせレンタルするんだから付属しているものを……という発想で購入。

結論→常用できるものを探すべきだった
登山には至極快適なザック。
背中から転んだとき、クッションにもなってくれたし。
ただし、また山を上らない限り、埃をかぶり続けるだろう。
うーん、デザインを優先して、普段も使えるものを選んだほうがよかったかも。
たぶんレンタル品は背面長が足りないから、購入はやむをえないが、もちろんデイパックだって多少肩が凝るくらいで、問題があるわけではない。
結局、どこまでの快適さを求めるかで、装備品のレンタル/購入の割合は違ってくる。