六月も中盤に入り、今年ももう半年が過ぎようとしています。
「蝦夷梅雨」なんて言葉もありますが、時期的にいうと本州の梅雨の終わりごろに影響をうけて2週間くらいぐずついた天気が続くことがありますけど、今は似たような感じですね。
週末に奥尻ムーンライトマラソンにいくので、なんとか回復してくれることを祈ります。
さてさて、いまさらですが洞爺湖マラソンを振り返り。(笑)
というのは、この数日前にガーミンを新調しました。
最新機種の620Jです。今まで使用していたものが405ですから大幅な機能が追加された感があります。
まずはこの620Jは今までとなにが違うかというと、HRM-Runというハートレートセンサーを装着することによって、
1・最大酸素摂取量を算定してくれること。
2・トレーニング終了時に回復に必要な時間をアドバイスしてくれる、「リカバリーアドバイザー」
3・ランニング時の上下動、ピッチ、接地時間、ストライドがわかる「ランニングダイナミクス機能」
がわかることです。
まだすべての機能を使用したわけではありませんが、自身のランニングに対する客観的なデータがこれだけ示されると参考になります。
まず、1の最大酸素摂取量の算定だけでなく、そこから割り出される5㎞、10㎞、ハーフ、フルの予測タイム機能があります。
洞爺湖マラソン終了時に示された私の数値は61
レースの結果は2時間48分台でしたが、数値からは43分台で走れることを示す数値です。(笑)
その後も練習時、レース時(記録会、利尻)と使用して、現在最新のVO2MAXは66これはフルを2時間30分で走れる数値ですから、これはちょっと参考にするわけにはいかなそうです。(笑)
2のリカバリーアドバイザー機能ですが、トレーニング終了時に過去の履歴や心拍数
ペースなどから回復に必要な時間を示してくれます。そして次のトレーニングが始まって10分くらいすると、回復の度合いを「グッド(良い)」、「バッド(悪い)」
「ノーマル(普通)」で示してくれます。
オーバートレーニングを防ぐという意味でも、この数値がどのくらい正確かとは関係なく考えるきっかけとなるかと思います。
3のランニングダイナミクス機能ですが、加速度センサーが内蔵されているので、走行中のピッチ、上下動、接地時間がオンタイムでみれることと、データを取り込んだ時にはストライドも計算されています。これもデータが増えるにつれて、その数値も実際のものと近似してくると思うので、フォームの改善、チャックに役立ちます。
そのほか、使い勝手としては、スタート、ストップ、ラップなどは物理的ボタンで確実に。そしてデータの保存その他はタッチパネル式でとても使いやすいです。
なんといっても保存時、データ送信の時間が圧倒的に速く、あっという間でストレスがありません。
そして、スタート時の衛星補足時間もこれまた圧倒的に速い点が魅力でしょう。
これは日本版にだけ対応している準天頂衛星システム「みちびき」の恩恵もあるのでしょうね。
さて、実際の洞爺湖マラソンデータですが、
これがデータを取り込んだ後にみることが出来るペース、高度、心拍数の変化をみることが出来るグラフです。
もちろん1km毎の細かい数値も見ることが出来ます。
そして、これがHRM-Runを装着することで、心拍数だけでなく、ピッチ、上下動、接地時間が測定され、グラフになって示されます。すべて1kmラップごとの平均値です。
これだけのデータが示させると、42.195kmのレース展開が客観的な数値で示されてとても参考になります。
わかりやすいのが、22km過ぎから25kmまでの新コースの上りです。
高度を示すグリーンのグラフがその高度を解かりやすく示しています。そして、ピンクグラフの心拍数は上昇を示し、ブルーのペースを示すグラフは、そこの区間だけへこんで(ペースが落ちて)ます。
そして、ランニングダイナミクスを示す下のグラフですが、ケイデンスがピッチを示します。
最高地点に行くにしたがってピッチも落ちていますし、逆に上下動は少なくなって、接地時間は増えています。
レース全体でみると、
スタート時のまだ体が動いていない時のピッチは少なめですが、徐々に数値が上向き始め、10㎞から30km位までは安定しています。そして30kmを境にペースの低下ともにピッチ数も減っています。
上下動も解かりやすいですね。
ペースが落ち着かない前半は上下動は大きく、中間前後が少なくかつ安定した感じ、そして後半にまた上下動は大きくなっています。
比例するるように接地時間が追従しています。
後編は数値を示してみたいと思います。
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