希望の国のエクソダス (文春文庫) | |
村上 龍 | |
文藝春秋 |
会社の同僚に進められて読みました。
10年前に書かれた本ですが、今後の日本の現実を見ているようです。
作中に登場する中学生ネットワークの「ASUNARO」のリーダー的存在ぽんちゃんが、国会の予算委員会で議員に対して
した質問。
同じ質問を自分がされたら・・・・・
中学生達が世界経済を覆していく過程は面白く、希望を持ちながら読むことができるのですが、主人公的な存在のライター
と同じく、絶望感と共に、自分の無知・無力も突きつけられました。
後半、中学生達が脱出をした先が北海道、それも野幌。
そこで地域通貨を発行し、自然エネルギーという自給エネルギーを手に入れ、行政に大きな影響力を持ち、街をつくり、自立していく。
今、現実に自分が住んでいるところなので、その風景が見えた気がしました。
物語はASUNAROの最後はわからず終わるのですが、なんか決して明るい未来が待っているとは思えないところがなんとも考えさせられますね。
さて、昨日は東京日帰り出張でした。
渋谷のガード下の居酒屋さん。通勤していたころからもう何年でしょうね。かわらないサバ味噌定食が上手かったです。
洞爺湖で悪化した左前脛骨筋ですが、順調に回復している感じ。
やっぱり休養が一番なんですよねぇ。
来週からはジョグを再開できるかなぁ。
そして、今晩から夜行バスで稚内へ向かいます。
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