さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

採血

2005年07月20日 21時02分20秒 | ナースのお仕事
健康診断といえばほとんどが検査項目に入っている採血。
これが嫌で、健康診断が嫌いな人も、中にはいるのではないだろうか。

私が携わる日々の検診業務の中で、採血は重要な検査の一つ。
正確にかつスピーディーにこなさなければいけない。
せいぜい一日に20名ぐらいではあるが、毎日のことなのでそりゃあいろいろある。

採血中に気分が悪くなってしまう人、
「ここの看護婦さんたちは上手いよね~」と執拗にプレッシャーを与えてくる人、
何から何までじ~っと見つめている人もいれば、
椅子に座るなり、ギュッと目を閉じる人もいる。
「こんなに痛くないのは初めて!」と安堵の表情を浮かべる人もいれば、
声には出さないものの一瞬腕をピクッと引き、一気に不機嫌そうに去っていく人もいる。

まあ、いろいろあるのだが、
自分が入院していて毎日のように採血されていたことや
自分が実際に採血する側に立ってみてすご~く思うことがある。
それは、

痛いか痛くないかは運次第

ということ。
そう、刺す角度や刺す早さ、いろいろやったりやられたりして思うのだが、
腕ではなくて運でしかない、と思うのである。
もちろん、刺す場所によって痛いところと痛くないところはある。
刺してからぐりぐりいじれば痛いし。
でも、いつも同じような場所でそこそこ慣れた人が刺せば、痛いか痛くないかはあまり差が無い。
たぶん。

だからせめて、人に刺される時は痛くありませんように!って祈り、
人に刺す時も同じように痛くありませんように!って祈る。


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