さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

いじけ虫、泣き虫

2008年01月18日 10時53分27秒 | MM闘病記
一昨晩は、手術後のお隣さんが不穏に。
おかしいと思ってナースに声かけて、トイレから戻ってみると、完璧な不穏状態に変身しちゃったお隣さん。ドレーンとか入ってるし危ないな~って感じ。
しばらくして車椅子でステーションに行ってしまいましたが、私はその後もあまり眠れず。
だってお隣さんが不穏の時に自殺した女の子が覗いてる、とか赤ちゃん抱っこしたお母さんが来た…とか言うし(-_-;

相変わらずの寝汗も酷く、朝7時から点滴が始まると思うと…7時までに髪を洗って着替えか~とシミュレーション。
起きられるかなぁとか考えると、結局眠れない私。

朝になり、予定通りシャンプーしてタオル絞って身体拭いて、着替え。
タオルはナースに頼んだものの、忙しい時間帯なので忘れてしまうのは想定内。とにかく、予定通り出来て一安心。

7時からベースの点滴を開始。9時からデカドロン、10時からベルケイドと前日夜に聞かされたのだった。

その前に主治医に話したいことがあり、呼んでいた。
受け持ち医師の一番下にあたる5年目の先生(女医のH先生)にプレッシャーを与えているのではないか、と。
実は以前から意図せず威圧的になりすぎてしまったり、実際のトラウマから私自身のレジデントの女医に恐怖心が強い事が、ものすごく緊張感を与えてしまっているような自己嫌悪と、実際の恐怖心がある事を伝えておきたかったのだ。
いちいち処置に緊張されるのはお互い嫌だし。
が、それも主治医のナイスな対応で安心して…
いよいよの時間を待っていたのでした。

が、

時間になってもナースは来ません。

更に、以前からうるさいアコーディオンカーテンを隔てた向こう側のおばちゃん2人に、更に時間外の面会のおばちゃんが加わり、お茶会が始まりました。
きみまろを聞きにいくようなおばちゃんです。実際にしつこくテープの貸し借りをしています。
とにかく耳障りなトーク内容がアコーディオンカーテンを通すことでこもった状態で更にはっきり聞こえんです。

私は身心の余裕がないので、何はともあれルールを守らないおばちゃんが許せません。時間外の面会でのハイパーお喋り、大部屋内での携帯の通話、消灯後も続くワイドショープチ自慢トーク。
通報、直談判、我慢をしてきましたが…。
ナースコール押して、ナースが来るまでに私は号泣してました。

もはや治療受ける精神状態にもなく、
私としたら、ただただ、ルールとモラルを守って欲しいだけでしたが、
慌てて、転ベッドの調整をしてくれました。

結局、2時間近く遅れてデカドロンの点滴を開始。
何でも最近は抗がん剤関係の薬剤は全て薬剤部で調剤されて上げられる関係上、前日夜にオーダーされ朝のあの時間に払い出すのが難しかったようです。(後から聞きました)
そういう事のいちいちを、ちゃんと説明して欲しいと思う、神経質なさゆりちゃんです。

昼前にベルケイドの投与にH先生一人で登場しました。
「H先生一人ですか?T先生は?W先生は回診中?」
「私、不安です」
とは言うものの、そのまま投与を始めた。

以前はカクテルされた空のバイアルとか投与量を確認して、バイタル確認して、血液の逆流確認して、最後はヘパリン生食でフラッシュして…とっても慎重にやってくれたから安心感があった。
しかし、H先生はこれらの手順を踏まずに投与。
私の不安と恐怖はピークに達して、号泣(T_T)
こんなんじゃ、治療受けられないし、そもそもクレーマーなわがまま患者じゃ受けさせてももらえないんじゃないかと思うと、また号泣。

W先生登場で、再びなだめすかされ、また号泣(T_T)
静かな環境に移動して、昨晩は嘘みたいにぐっすり睡眠。
夜中、酸素飽和度が下がって、慌ててT先生が診にきてくれましたが、大丈夫そうでした。

まだまだ、一回目の投与なので油断禁物ですが、こんな初回投与でした。

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1 コメント

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PCの前で (kiko)
2008-01-18 13:48:01
さゆりさんの日記とあたたかな励ましのコメントを読ませていただき涙が止まりません。
私は2年前に病名がわかり無治療期間中です。
お母さん世代ですがさゆりさんやあつこさんが身内のように思え元気になられるよう祈っています。
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