さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

改めて感謝

2010年12月08日 22時42分26秒 | MM闘病記
昨日、突然、中学時代の同級生Y君から電話がかかってきた。
卒業後も、何かと会う機会があり、幼馴染という存在だった。

Y君とは、お付き合いをしたという事ではなかったのだが、
お互いにとても自然に付き合える感じで、
「30歳までにお互いに結婚していなかったら、結婚しようね」
なんていうありがちな約束をしていた。

そんな中、彼は29歳で結婚し、私は29歳で病気になった。

Y君はその後地方への転勤暮らしが多くなり、会う機会も激減した。
しかし、何かの折には突然電話してきたり、同窓会を企画したり。

今は広島にいるY君。
なぜ突然電話してきたか、というと、
年末年始、大晦日と元旦だけは東京の実家に戻ってくるというのだ。
そこで、もし会える人がいたら一緒に飲みたい、
ということのようだが、仮にも結婚を約束した仲、
まずは私に、という事だったようだ。

そんなことを言われて、とても嬉しかった。
そんな時代もあったのだ。
決してモテない女ではなかった。
そんなことを思い出して、嬉しかった。

そして、元気か?
と言われた。
病気になった時、同じ同級生仲間で心配で心配で、
どのタイミングで連絡したらいいものかと悩んでいた、と聞かされた。

私の見えないところで、本当にたくさんの仲間の思いで支えられていた、と改めて実感した。
声が聞けただけで、とっても嬉しい、
なんてストレートに言ってくれるから、私もうれしくなると共に、
本当にありがたいと思った。

今まで必死になって生きてきたので、
少し落ち着いてきた今、改めて、こういう機会があると心が満たされる。
いつもの当たり前の生活になりつつある今、
改めて、生かされていることに感謝する。

生かして頂いて、ありがとうございます。


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1 コメント

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思いやり (ホタル)
2010-12-09 06:48:38
僕の心まで温かになりました、いいお話ですね。
こちらこそ「ありがとう」と言わせてください。
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