先日、テレビ東京で放映されたドラマ「三十万人からの奇跡~二度目のハッピーバースディ~」
ご覧になられた方もいらっしゃるでしょうか。
骨髄バンク設立までの実話をもとに作られたドラマでした。
主演は内山理名さん。
テレビ東京はあまり見る機会のない私ですが、
たまたま番組予告を見る機会があり、観ることができました。
偶然の一致でしょうか。
主演の内山理名さんには似ているとよく言われるさゆりですw
だからって、わざわざ友人がメールしてきたぐらいでした。
2時間ちょっとのドラマでしたでしょうか。
その限られた時間で表現するには少し無理があるような印象で、
ドタバタと話が展開していました。
内山理名さんもそんなに下手な女優さんではないと思っていましたが、
それにつられてドタバタ。
なんだか荒削りな演技というのかな。
患者の気持ちがわかってしまうだけにそう感じたのかもしれませんが、
患者心理の繊細さまでは伝えきれなかったように感じました。
ま、そんな辛口コメントはさておき、
日本で同種骨髄移植が開始されたのが1970年代、
日本で公的な骨髄バンクが設立されたのが1991年、
第1例目の移植が実施されたのが1993年。
1994年には臍帯血移植が行われるようになり、
1995年には臍帯血バンクが初めて設立され、
最初の非血縁者間臍帯血移植が行われたのが1997年。
血液疾患に対する医療が、同種移植という治療だけ見ても
めまぐるしい勢いで進歩、発展してきているのがよく分ります。
骨髄バンクが生きるための唯一の希望だった時代から、
薬で治るかもしれない、
骨髄バンクでドナーが見つからなくても臍帯血があるかもしれない…
という時代にわずか10年ほどで変わってきているのです。
とにかく生きてさえいれば、
少しでも長く生きてさえいれば、
もしかしたら、いい事があるかもしれない。
そんな状況にあるのですから、面白いもんです。
しかし今、私の治療を考える上で、いくつかの選択肢が得られているというのは、
こうやって骨髄バンクを設立してくださった先人の方々のおかげなんです。
その時に助けられなかった、たくさんの命の重さを感じながら、
だからこそ、生きていかなければならないという責任をもって、
二度目のお誕生日を迎えたい、と改めて感じさせられたドラマでした。
ご覧になられた方もいらっしゃるでしょうか。
骨髄バンク設立までの実話をもとに作られたドラマでした。
主演は内山理名さん。
テレビ東京はあまり見る機会のない私ですが、
たまたま番組予告を見る機会があり、観ることができました。
偶然の一致でしょうか。
主演の内山理名さんには似ているとよく言われるさゆりですw
だからって、わざわざ友人がメールしてきたぐらいでした。
2時間ちょっとのドラマでしたでしょうか。
その限られた時間で表現するには少し無理があるような印象で、
ドタバタと話が展開していました。
内山理名さんもそんなに下手な女優さんではないと思っていましたが、
それにつられてドタバタ。
なんだか荒削りな演技というのかな。
患者の気持ちがわかってしまうだけにそう感じたのかもしれませんが、
患者心理の繊細さまでは伝えきれなかったように感じました。
ま、そんな辛口コメントはさておき、
日本で同種骨髄移植が開始されたのが1970年代、
日本で公的な骨髄バンクが設立されたのが1991年、
第1例目の移植が実施されたのが1993年。
1994年には臍帯血移植が行われるようになり、
1995年には臍帯血バンクが初めて設立され、
最初の非血縁者間臍帯血移植が行われたのが1997年。
血液疾患に対する医療が、同種移植という治療だけ見ても
めまぐるしい勢いで進歩、発展してきているのがよく分ります。
骨髄バンクが生きるための唯一の希望だった時代から、
薬で治るかもしれない、
骨髄バンクでドナーが見つからなくても臍帯血があるかもしれない…
という時代にわずか10年ほどで変わってきているのです。
とにかく生きてさえいれば、
少しでも長く生きてさえいれば、
もしかしたら、いい事があるかもしれない。
そんな状況にあるのですから、面白いもんです。
しかし今、私の治療を考える上で、いくつかの選択肢が得られているというのは、
こうやって骨髄バンクを設立してくださった先人の方々のおかげなんです。
その時に助けられなかった、たくさんの命の重さを感じながら、
だからこそ、生きていかなければならないという責任をもって、
二度目のお誕生日を迎えたい、と改めて感じさせられたドラマでした。
血液内科はたぶん、医学のなかでも最も進歩が早いと僕は思います。選んだから言うのではなく、そういう進歩のある科をやりたかったから選んだわけです。もちろん、その分、自分たちが勉強しなきゃいけないことが山のように増えますが、それは宿命。
治療というのはリスクを伴います。もちろん移植だってリスクはあります。でも、血液学の進歩と共に、安全性の進歩が進んでいるのも間違いないと思います。
夢の医療なんて存在しないけど、その夢の医療に一番近いのは間違いなくこの分野です。
患者さんには、どうか一日、そして一日をその医療が産声を上げるカウントダウンだと思ってもらえたら、治療する方はもっと頑張ろうって思うはずです。
コザッキーさんが言われてるよう血液内科の進歩著しいので、さゆりさんも無地二度目の誕生日を迎えて
ください。
確かに、夢の医療に一番近いのかもしれませんね。
そうそう、これからも発展し続ける歴史の中に、
自分の努力?が少しでも刻まれるよう、貢献できるようであればいいなーと思いますw
>ホンコンさん
調子はいかがですか?
ドラマ、ご覧になられていたんですね。
やっぱり、がっかりでしたよね~。
よかったw