虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

鉛筆ではなく青ペンを使う?!

2011-09-21 23:25:27 | 南ア-学校-

南アの学校に来て驚いたことは、たくさんあるのですが、
そのなかの一つに、ペンがあります。

日本では、字を書くものとして、
「鉛筆」と「名前ペン」、「習字道具」などがありますが、

南アでは、ほとんどの子が、ペンを使用してします。

しかも「青色ペン」。

黒色ペンも売っていますが、
大半の子どもたちは、青色を使用しています。
※赤ペンは、先生用だそうです。

日本だと、たいてい鉛筆を使っていますが、
それは、力の入れ具合が分かる、
消しゴムで消すことができる、
「止め」、「はね」、「はらい」などをきちんと理解するため
などが考えられますが、

南アでは、ペンを使っているので、
ほとんど消すのができません。

これは困ります。

例えば、算数で言えば、
割り算などの筆算のときに鉛筆を使用しないと、計算ミスが直せません。

では、なぜ鉛筆ではなく、ペンを使っているのでしょうか。

私が思いつく理由を、挙げてみます。

①鉛筆だと削る必要があるが、ペンはすぐに使える

②鉛筆だと鉛筆削りが必要だが、ペンは必要ない。

③ペンの方が鉛筆より安い?

④南アの鉛筆は性能が低く、すぐにおれるので、使いずらい。

この他にも浮かぶ方はご連絡ください。

いずれにせよ、テストの際にもペンがないと困るので、
ペンがないと、この子たちのようにペンを探しに走り回る子をよく見ます。


Schoemansdal一のチップス

2011-09-18 13:05:12 | 南ア-生活-

今日は、チップスの話。

チップス(chips)とは、
日本で言う、フライドポテトのこと。

南アは、ファストフードが大人気。

なかでもチップスは
作る手間がかからない手軽さとコスト面からして、一番人気と言えます。

ほとんどどこでも売っているチップスですが、
Schoemansdal地区でも当然あちこちで売られています。

そのなかで、
Schoemansdal地区に住む住民が選ぶ、
一番うまいというチップスが、あります。

それは、ここ。

 

Caesar's Chicken。

※南アの協力隊員のみなさまのうち何人かは、
先日のイベントの際、連れて行きました。

大き目サイズのチップスで、たしかにうまい。

なるほどSchoemansdalで一位ということはあります。

しかし、肝心のチキンは、それほどおいしくはありません。
そこが難点です。しかも意外に高い。これで、R40(約500円)ほどです。

ちなみに私基準では、
Schoemansdal地区にあるとある高校のなかにある
売店のチップスが一番うまいです。

これは、一般の方が食べられないので、申し訳ないのですが‥。


予期せぬ展開にあきれる‥

2011-09-16 23:50:50 | 南ア-学校-

今日もBuffelspruit地区の小学校。

この学校でも
基礎計算力向上プロジェクト(勝手に命名)を行うことになりました。

これで、4校目のプロジェクトになります。

昨日、1校目の報告書を使って、
校長と打ち合わせをして、了解を得ていたので、

今日は、朝一番で
百マス計算テストを印刷しようとすると‥

まさかの停電。
しかも学校が終わるまで、ずっと続きました。

参りました。
この学校、我が家からかなり遠いので、
また来ますとか簡単に言えないんですよね。
(片道1時間半近くかかります。)

とはいえ要望はあるので、
月曜日にまた来ることにしました。

さて、話を変えて、
今日は、休み時間に、
子どもたちと一緒に給食を食べました。

思えば、ふだん私は、
先生たちと(もしくは一人で)職員室か校長室で昼食を食べているので、
子どもたちと食べることはほとんどありませんでした。

今日は、今回プロジェクトを行うGr.2の子どもたちと一緒に、
魚のスープとパップを食べました。

その後、子どもたちと一緒に糸電話で遊びました。

この糸電話は、先日の隊員共同イベントの際に、
科学隊員の方からいただいたものです。

ありがとうございます。

Gr.2の子どもたちに、
「音は波である(振動である)」と伝えるのは、難しいでしょうが、

子どもたちが、話しているときに、
糸に触れることで、声で振動していることが分かったようなので、
とりあえず良しとしましょうか。


表彰状でやる気アップ?!

2011-09-15 23:51:36 | ひとりごと

昨日も書いた、
基礎計算力向上プロジェクトの結果(リンク)ですが‥

今回の百マス計算での試験は、
問題作成、採点、成績集計など全てを私が担当しました。

これは、
得点の水増しやカンニングなどの不正をさせないためで、
試験監督も私が全てのクラスに立ち会って、行いました。

さらに、問題用紙は当日まで公表しないと言う徹底ぶり。

自分のなかで多少やりすぎかもという思いもありましたが、
それだけ徹底しても結果はでると、
現場の先生に伝えながら、緊張感を持って行ってもらいました。
(もちろん先生には不正があるからとは伝えていません。)

そのため、Gr.3の先生たち(3人)は、
子どもたちが思い通りに好成績が出るのか、
不安な日々を過ごしたことと思います。

そして、今日、予告通り、
テストの結果をまとめたレポートを提出してきました。

結果が出たこともあり、
先生たちは、一様に安堵の表情。

レポートでは、先生たちの努力した点は言うまでもなく、
計算カードを使用した子どもたちの反応などを明記しました。

特に成績の上がった子どもは、
計算カードを特に楽しんでいたようで、
やはり簡単な計算でも、
「できる喜び」を感じることが大切だということを教えられました。

先生たちからは、
このプロジェクトが、ずっと続いていけるように、
何かいい方法はないかと提案されたので、
成績に応じて、表彰状を与えるのはどうかと提案しました。

そこで、今日、
各クラス成績トップ5の子と
6月に比べて9月の成績が最も改善したImproveトップ5の子に
日本語の名前入りの表彰状を与えました。

トップ5の子だけだと、
底辺層の子のやる気アップにつながらないためです。

この学年(Gr.3)の子どもたちは、
今回の表彰状が、とてもうれしかったようです。

ここは、日本の子どもたちと似ていますね。

他の子にもチャンスを与えるために、
また11月に再テストすることを伝え、
今回のプロジェクト第1弾は、終わりました。

表彰状をあげることが
子どもたちのモチベーションにつながるかどうかには、
議論の余地が残されていますが、

子どもたちが家に持ち帰り家族や友だちに見せることは目に見えており、
日本紹介にもなるので、しばらく続けていこうと思います。


ラグビーに南ア黒人たちは‥

2011-09-15 08:55:55 | 南ア-W杯-

先週金曜日に開幕したラグビーのワールドカップですが、
今日、初戦を迎えるロシアで、全ての国が顔を出すことになります。

初戦を終えて、
日本がフランスに予想外に大善戦したことと、
南ア代表スプリングボックスがウェールズに苦戦したこと以外、
ほとんど感じることがありません。

これは、私の部屋にテレビがないということと、
周りの黒人たちが予想以上に盛り上がっていないことに起因します。

昨年のサッカーW杯は、地元開催であったため、
盛り上がりは尋常でなかったのですが、
今年のラグビーW杯は、ニュージーランド開催のためか、
ほとんど盛り上がっていません。

学校でもほとんど話題に上りません。

前にも書きましたが、
南アでは、「ラグビーは白人、サッカーは黒人」と
完璧に住み分けされているからだと思いますが、

そうはいっても、
前回W杯覇者のスプリングボックスを応援しないはずはなく、
テレビでは連日報道されているようです。

私も昨年、先輩隊員に南アの国内リーグに連れて行ってもらい、
ラグビーの面白さに魅せられた者の一人です。
(未だにルールが分かりませんが‥)

日本代表が活躍してくれることと、
スプリングボックスが無事に勝ち上がっていくこと、
そして私の任地でラグビーで盛り上がることを強く願っています。