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旅日記

西九州観光 4日目−1 (北部平戸)

 

渡唐大師像

渡唐大師像は平戸島の最北端に建っています。

この地は、遣唐使船が船出をしたゆかりの地で大久保町田の浦の丘に、石像としては日本一の規模を誇る弘法大師空海の石像です。

 大師像は、大師入定1155年を記念して、全国各地から浄財を集め建立したもので、像の高さは7メートル。台座を含めると16メートルにもなり、石像としては日本一の規模です。

 

平戸港の駐車場

平戸港の北側にある「平戸交流広場駐車場」は2時間まで無料で駐車できます。

ここに駐車して各所を見学しました。

 

平戸オランダ商館

平戸オランダ商館は平戸港の東端にあります。  

平戸港一帯は、1609年(慶長14)和蘭船が入港し、1641年(寛永18)長崎出島に移転するまでの約33年間、平戸が我が国唯一のオランダ貿易港として賑わっていました。 商館は当初、土蔵付き民家を借りてスタートし、1637年に日本ではじめての西洋の石造建造物とされる 「1637年築造倉庫」が完成しました。1641年、幕府の命により商館は取り壊され貿易は長崎出島に移転しました。

2011年9月20日にオープンした「平戸オランダ商館」はこの倉庫を忠実に復元した貴重な建物であり、中には当時の貿易に関する史料や貿易品などを展示しています。

入館券は大人310円ですが、近くにある「松浦史料博物館」との共通入館券を買うと大人800円(「松浦史料博物館」の入館券は600円)になります。

<オランダ商館のリーフレット>

<1637年築造倉庫跡>

 

オランダ塀

オランダ商館の塀の一部が残っている民家の前の通りから、山手に登る石段の坂道に沿っている石塀が「オランダ塀」です。 この塀は部厚な砂石を平積みして、その上に貝殻と石炭を混ぜて作った漆喰のようなものを塗っています。 高さは2m、長さ30m程度で、 1618年(元和4)に築造され、商館本館のほか、倉庫、火薬庫、病室等の目隠しとして作られました。

 

フランシスコ・ザビエル記念碑

オランダ坂を登っていくとフランシスコ・ザビエル碑があります。

ランシスコ・ザビエルは、1550年(天分19)鹿児島を経て平戸を訪れ、短期間ではあるが都合三度平戸を尋ねて、領主隆信の許しを得て、平戸にはじめてのキリスト教の布教伝導にあたったそうです。 その事跡を偲んで、1949年(昭和24)フランシスコ・ザビエル来朝400年を記念して崎方公園の高台に、白の大理石造りの記念碑が建てられました。

 

三浦按針の墓

フランシスコ・ザビエル碑の後ろの丘に三浦按針の墓と三浦按針夫婦塚があります。

三浦按針(ウィリアム・アダムス)は、始めて日本に来たイギリス人です。 1600年(慶長5)オランダ船リーフデ号で豊後(大分県)に漂着し、平戸には1613年(慶長18)にやって来ました。 その間徳川家康は、彼を外交顧問として、今の神奈川県横須賀市に住まわせ、250石を与え召し抱えてました。後に、平戸イギリス商館長コックスのもとで活躍し、1620年(元和6)平戸で病死したということです。

 

 

松浦史料博物館

建物は1893年(明治26)松浦氏の邸宅として建てられたもので、鶴が峰邸と呼ばれていました。 1955年(昭和30)歴史博物館として開館、以来多くの観光客が訪れています。

 

大ソテツ

松浦史料博物館から出て、大ソテツ通りを約100m西に行くと、県史跡である六角井戸がありこの先に大ソテツが生えています。

この大きく枝を四方に伸ばしている老ソテツは、川崎屋全盛時代に植えられたものといわれています。

 

<完>

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