エボシクマゲラ Pileated Woodpecker 全長42cm。 頭上は赤色で、後部の羽は長く換羽となる。上、下面は黒い。翼はほぼ黒色で、わずかに初列風切の基部に小白斑がある。嘴の基部から出た太い頬線が眼の下を経て喉、胸の両側にのび、エラや喉の中央部も白い。翼下面の雨覆いは白く、飛行時に下から見るとこの部分が大白斑として目立つ。嘴とあしは黒い。カナダやアメリカの東部、南部に分布し、落葉樹や混合樹林、二次林など大木の多い森林に好んで生息。アメリカでは開発や森林伐採のために個体数が撃滅したが、1920~30年代に再びもとにもどった。これは本種が二次林や郊外の公園にもすめる適応性によるものといわれる。木の幹に穴をあけたり、樹皮を嘴ではぎ、その下にいる昆虫を捕食。地上の朽木や土中にひそむ甲虫の幼虫やアリなども、長い粘り気のある下で引き出してたべる。草木の実や果物もたべる。
だいたい、一腹3~5個の白色卵を産む。
日本のクマゲラと似るが、頭の形に違いが有る。顔のアップを良く見て、細部の羽毛の流れを覚えることが大切。
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