徳永英明

何度も入院。私はイヤホンではなくＣＤデッキで音楽を聴きたかったので、個室を選んだ。聴く曲はいつも徳永英明のＶＯＣＡＬＩＳＴシリーズ４まで。うつの気分をあげてくれる明るい曲ではなく、静かな落ち着いた曲で、うつをかろうじて支えていたのではないかなと思う。
寛解したらもうその曲は二度と聴きたくなかった。うつイコールその曲というイメージがあったからだと思う。ところが最近になってテレビで徳永英明が音楽番組にひんぱんに出るではないか。特に毎週土曜日午後６時からのＭＵＺＩＣ　ＦＡＩＲで。コラボや特集もあった。先日ＳＯＮＧＳという番組でも特集されていた。改めて聴くと入院中とは全く違うイメージだ。静かな曲に変りはないが、カバー曲に元歌の思いに入れ込み、彼独特の声と間で伝わる曲で感動してしまう。もうシリーズ６が発売されている。かつて聴いていたシリーズ４までの曲をそのうち聴いてみようかと思う。その時、私は何を感じるだろうか？