真剣道外伝★無端晟輝の残日録

真剣道・基道館宗師範の残しておくべき余談集

滑稽ながら危険

2019年03月24日 | 社会の破壊者
滑稽なものを見た。
帰路電車は満員、その日は10時間歩いてくたくただったが仕方なく立っていた。

ふと、おかしなにおいが車内に充満した。
見ると、ゲサクな御仁が優先席に傲然と座り、ジャンク菓子を食べるところだった。



袋を持ち上げて、開いた口から直接御仁の口になだれ込む・・・・・・


どうもチーズ系のジャンクらしくくさいのなんの!

まあ、車内で食べたらあかんというルールはないし、若い人が優先席に座ったらあかんという規則もない。


その御仁みたところ30代半ば、屈強そうな体格をしている、どこも身体に異常はなさそうだ(実態はあかんやろうけど)

一つ目の袋はあっという間に食べてしまい、二つ目に取りかかるついでに、雑誌を取り出した。

「プレジデント」

私はあきれて、その御仁の顔を見た。

こういう雑誌は、社会のリーダーたるものが教養と情報を得るため、身を慎んで読むものだと思っていたが、どうも違う利用法があるらしい。

優先席に座る身体に異常がない若い人はフヌケかヘタレである。まず矜恃がない。


満員の車内でジャンクフードを食べる無神経では、小集団のリーダーもつとまらない。たべものの危険性を知らない無知は致命的で

病気がちのリーダーなどどんな集団でも不要であろう。


元気で前向きな人がいいに決まっている。



市場原理主義はいきずまり、いまや地球というテーブルにのっている資源は力尽くで奪い合う局面を迎えた。
「金儲け」がすべてだと割り切れないまっとうな人も多数いるだろう。

誰からも賛同を得る事ができる品なりサービスなりを提供し、その対価としての利益を受けることには異論はない
その品質が高ければ、多くの富を得ることもいいだろう。
当然豊かな人も生まれてくる、宝くじにアタリ何億円の資産を得ても人間性の向上と無関係な経済性もある。


他者を喰らい、利潤を上げても、それに意味はない。
社会に還元できる営為こそ正当な活動だろう。


この御仁を見て【時代遅れ】のアホと認定!」

武道の世界でもこの手の人は多いように感じる。

池田整治元陸将補がホピ族のたとえを教えてくれているが、


ジャンクを食べる、人も食べる滅びの道か
共栄の道か、


分かれ目に来ていますね


虎乱洞にて



誰よりも早く来て掃除を始める虎乱洞主人 無維庵錬士 こういう師範たちが基道館を指導している。





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