真剣道外伝★無端晟輝の残日録

真剣道・基道館宗師範の残しておくべき余談集

肥前春日流の元同志との会話

2019年10月05日 | 基道館活動記録

昔日、肥前春日流を再興した上滝師範と、和泉市鶴山台で、道場を起こした。

それは、基道館を辞して7年目ころの武者修行中の出来事だった。

 

古流、しかも秘術、また上滝師範は優れた術者であった。

 

入門希望者がくるくる!

その中に、私の最初の弟子となる、蘭水ちゃんとか(蘭水ちゃん、見てるか)今夜天王寺で飲んだ、仁さんとか、基道館を立ち上げることになった、訪問者とかいた・

 

訪問者は、まず、塾長兄弟。翌日無学庵(高校一年生) 

 

彼らは、自分だけのための修行をしていた私に「無双直伝英信流」の教えを乞うために訪れた。

 

仕方ない!私は自分のためにする修行をあきらめて、追随する(後から来る)人のために、ブドウ人生の舵を180度転換した。

 

現在の基道館という我々の船は、自らを運ぶためではなく、おぼれている(失礼、迷っている)他の人も乗れるだけ乗せよう。 大乗居合の出発だった。

 

その時、私は、先師の言葉(命令)を遂行しようと決心した。そういう時節が来るものだ。

 

日本ブドウの核心、居合を復興せよ!

決して、折れるな!

時勢に媚びるな!


その言葉は、遠い地点(450年前)から発信された信号にシンクロしたために受信したのだろうか。

まことに不思議な体験だ。

 

今夜は肥前春日で同じく修行した、Jさんと天王寺で飲んだ。

 

私の苦衷を「Jさん、愚痴を聞いてくれるか?」

 

彼はしばらく聞いた後で

 

J「先生、それは、それだけの人だったということに、落としたらどうでしょう」

 

まことに至言、そうですね。

 

修行を、自分の領域だけで満足する人、日本ブドウの復興に尽力する人。

立場が違えば、すべて正しい。どの人にもそれぞれの理屈、正義があるだろう。

 

それだけのことだ。

 

他者に、私以上にブドウにシンクロしてくれという願いは、過剰の願いだった。

いわば私の邪心だ。

 

自分の努力で巻き返す、私についてくる師範たちにも言いたい。

私は過剰な期待は捨てた。

 

以降、諸氏らの覚悟次第である。

 

切岸の祖国、愛の国ヤマト、武士道精神の復活を祈念する。

 

 

 


 

 

 

 

 

 


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