真剣道外伝★無端晟輝の残日録

真剣道・基道館宗師範の残しておくべき余談集

軽やかにスキップ

2019年02月19日 | 稽古のヒント
寒夜、基道館「虎乱洞」ではおかしな格好で、スキップをしていた。

横綱の土俵入りみたいに、手を構え、その手を振り下ろしながら「反動をつけ、真横にスキップする」




止まったところで、試験者が、スキップした人の体を押してみる。

「丹田」ができている人はびくとも動かない。 さらにできている人は「岩」みたいだ。


武道では、反動も使わないし、スキップもやらない。
日本的身体運用にはそぐわないからだ、無駄が多い!


さらに助教クラスには、スキップの後の「足底」の確認をしてもらった

私「足底はどこが重点的に着いていますか?」

足心が意識にあればさらにGOOD!
こいう遊びをしながら自分の体が思うように動く(日本武道の目指す効率的運用)のを体験してゆく。


あえて、スキップをしたのはそういうでたらめな使い方でも瞬時に丹田が決まるかの実験だった。

前進しながら、丹田を極める(抜刀流・順刀)
高低のある斬り下ろしで丹田を極める(八重垣)
ねじりながら丹田を回す(受流)
中腰で丹田を極める(月影)


初心者に提示される、それらの運用は、その目的を理解した上で稽古に向かえば、確実に身についてゆく。

中伝以降はこれに螺旋が加わる、おなじ左回転でも「鱗返」は「右」とは異質な運用だ、実に面白いカリキュラムだ。


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