コーヒーメーカーや湯沸かしポット、毎日水を入れ換えて中を
掃除していても2〜3年で不具合が出てきて使えなくなる。
買ったときに保証期間がついてくるが、保証期間は
半年〜1年で切れてしまっている。
不具合の大きな原因が石灰によるもので、中を手で
洗っていても、どうしても届かないところがある。
沖縄の水は石灰を多く含む硬水であるから。
一般家庭でこれだからホテルなどの宿泊施設や精密機械を
使用する病院などは硬水を軟水にする軟水器を使用しているところが多い。
日本の三分の一は火成岩土壌でできているので
カルシウムが少なく水はほとんど軟水になる。
沖縄は石灰岩層から形成されているので、その影響を受けた
井戸水や地下水は硬水になり硬度が高くなっている。
1リットルあたり0〜60mg未満なら軟水、60〜120未満で中程度の軟水、
120〜180未満で硬水となる。
沖縄のホテルに宿泊してシャワーを浴びたとき石鹸の
ヌルヌルが取れにくかった。
なんだかヌルヌルしている。そう感じた方も多いだろう。
これは硬水を軟水に変換する軟水器を使っているから。
硬水は石灰を多く含みやっかいな水と思われていたが、
最近になって見直されてきた。
石灰やカルシウム、マグネシウムを含むことによって身体に
良いという研究結果が出ている。
沖縄の過去の長寿も硬水のおかげであったともいわれている。
自動販売機で一番売れているのはミネラルウォーターである。
わざわざ自販機から買わなくても、蛇口から出てくる水の方が
健康に良いそうだ。