葬式欄から。新聞が配達されてくると一面を見るのではなく、
この葬式欄から見る。
ここ数年、新聞に増えたのは葬儀会社の広告。
沖縄の高齢化社会の現実なのか、100歳近くの人は
おそらく全国一多い。
意外なことに、成人病や心の悩みを抱えてなくなる人も多い。
病院で終えれば、あとの手続きなどアドバイスしてくれるので、
順調に葬儀までたどり着けるが、家であった場合、
警察に届けたり慣れないことが多い。
葬儀の値段も競争が激しくなり、中には10万ポッキリ!
のようなことをうたっているところもある。
確かに、昔に比べて亡くなった人を見ることが
少なくなった。古い習慣が残っているところもあり、
離婚率の高い沖縄ではお墓に入れない人も
増えているということもある。
「永大供養」「家族葬」などあまり沖縄では聞かなかった
言葉も最近よく出てくる。
宮古島の香典は一律千円。その前は5百円だった。
ひっそりと葬儀をしなければいけない場合、
お金に困ることになる。実際、そういう話をよく聞く。
かと言って、香典を多く包むことは沖縄では失礼にあたる。
葬儀屋の広告のほとんどに
「まずは、お電話ください24時間対応」と書いてある意味が
なんとなくわかるような気がする。
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