うんたま森のキジムナー

与那覇湾

国道390号線、製糖工場前に広がる与那覇湾。
宮古島の歴史を探っていくとここに行き当たる。
先島諸島が文献に出てくるのが、1477年、
与那国島に漂着した朝鮮人が書き残したものが
もっとも古い。おそらくそれまでは島に共通する文字が
なかったからだろう。ある本には、与那覇湾あたりに
「外来文化を持つ人達が居住した」とある。
製糖工場のところには日本一古い橋と言われる石橋が
あり建造は1,500年。あまり知られていないが、
与那覇湾には日本最古と思われる桟橋もある。
一度調査に付き合ったことがあるが、その建造方法には
仮説ながらも驚かされることばかりだった。

もしも・・・・ 私が新天地を求め水平線を
めざして、この宮古島にたどり着いたなら、まず遠浅に
広がる干拓の与那覇湾を居住地と定めるだろう。
近くには淡水が湧き出ている川もあり、海を渡って
きた人物なら湾の色合いを見てすぐに確認できる。
なんと言っても干拓は豊かで、水中眼鏡がなくとも
幅広く海の幸が手に入る。昔はジュゴンもたくさん
いたそうだ。クリ船(カヌー)が数隻あれば
クジラやイルカも追い込んで捕ることも出来るだろう。

気象条件の厳しいこの宮古島の中でも、与那覇湾なら
ほぼ毎日、海に出ることができる。
ただし、敵がいなければの話。もし少数の民で外敵から
砦のように守りそして攻めるならやはり大神島に
拠点を築く。人類最古の武器と言われる石ころには
事欠かない。先島諸島の歴史本を読んでいると、
妄想が膨らむばかり。

クジラの歯でペニスケースを作って、貝と獣の骨で
作った首飾り、頭には鳥の羽の冠
与那覇湾を見下ろす階段に座って、海を眺めていると、
そんな自分の姿が目に浮かぶ。

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