ダイビング前のブリフィーングを聞いていると、
「ここは、下地島の通り池として国の名勝および天然記念物に
指定されています。」と必ず説明している。
宮古島諸島は、歴史が新しく島の面積も小さいので、
天然記念物の数が少ない。
国指定の天然記念物として鳥類では、
コウノトリ・キンバト・カラスバト・アカヒゲ・
イイジマムシクイ等、爬虫類ではキシノウエトカゲが
あげられる。
かつて日本で繁殖していたコウノトリは絶滅したので、
宮古島で見られるコウノトリは大陸から飛来してきたもの。
キンバトは全身濃い緑色をした美しい小型のハトである。
クチバシと足の赤いのが目立つ。
宮古島諸島が繁殖分布の北限地となっている。
我が家の裏手は原生林なので、ときおり珍しい鳥や虫、
植物なども見られるが近くにあるとなかなか気づかないもの。
最近スタッフの男の子も興味を持ちだしたのか、お客さんの
送迎中によく見るものとかを聞いてくることがある。
「こんな花がありました、どこぞこで咲いていました、
あれは何と言うんですか?」
「どこぞこの信号待ちで、よく見る鳥がいます。
こんな色でこんな形をしてました。あれはなんですか?」
たしかに送迎中に珍しい生き物を見ることが多い。
お客さんに聞かれることもある。
興味を持ったときが覚えやすいので、
「おそらく、何々やな・・・国の天然記念物に
指定されていんやで!」と、知っているかぎり教えるが
何回も同じ事を聞かれると、まったく覚える気などないのだと
いうことがよくわかった。
![](https://sea.ap.teacup.com/untamamori/timg/middle_1467191474.jpg)