うんたま森のキジムナー

ジャコウアゲハ

夏だわ。夜が明けてから1時間後くらいに、一匹のセミが
鳴き始めるのを待っていたかのように、いっせいにセミが
鳴き始める。もはや騒音といえるほど。

そのセミの鳴き声に起こされるようにして、あちこちで
蝶が舞う。そもそも虫嫌い。蛾は我慢できないけれど、風に
揺られるように飛ぶ蝶はきれい。

宮古島で、この時期に一番よく見かけるのは、おそらく
「ジャコウアゲハ」だろう。
黒っぽいのがオスで白っっぽいのがメス。
ジャコウアゲハは本土にも分布しているが
宮古のジャコウアゲハは宮古亜種になる。
原生林の中に入るのは、ちょっとおすすめ出来ないが、
ジャコウアゲハの蛹は独特でまるで飴細工で作られたような
光沢がある。

この蛹(さなぎ)のことを別名「お菊虫」と言う。
模様が後ろ手に縛られた女性の恨めしい姿に見える?ことから
「お菊虫」

夏の怪談の定番で祖母によく連れていかれた浄瑠璃や
歌舞伎で一番怖かった演目「播州皿屋敷」
関東では、江戸番町が舞台の「番町皿屋敷」
ややこしいが、話の内容はほぼ同じ。
女中のお菊が大切な皿を割ってしまって、無礼討ちで
殺されてしまう。そして夜な夜な出てきては
「いちまぁ~い にまぁ~い・・・」と皿を数える声がする
というもの。

ジャコウアゲハの蛹は、このお菊の生まれ変わりだと
伝えられている。
無茶苦茶なこじつけやなぁ~


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