うんたま森のキジムナー

鬼餅

クリスマスや正月、バレンタインはデパートや
スーパーにとって稼ぎ時。年に1度しかないが、2回くらい
あったほうがいいと売る側は思っているかも知れない。

沖縄では旧暦で行事をすることが多い。
本来は旧暦で行事を、最近では新暦でもやることがある。
つまり2回するということ。
旧暦の12月8日は「鬼餅」と書いて「ムーチー」という
習わしがある。
サニンの葉っぱに(月桃)包んだ餅を食べる日。
健康長寿そして葉っぱに包んだ餅を軒下に吊るし、
魔物を追い払う。

保育園や幼稚園などでは旧暦ではなく、新暦で
この行事をする。スーパーでも、新暦と旧暦に
「鬼餅」ムーチーが売られている。
このお餅はもち米をついたお餅ではなく、餅粉を練ったものを
使う。餅(モチ)ではなく鬼餅と書くのは、古くからの
言い伝えによるもので、

沖縄の民話
首里の大里に移り住んだ兄が、夜な夜な鬼となり人畜を襲う
ことからその妹が鉄の塊を入れた餅を兄に食べさせて、
弱ったところを崖下に突き落とす。
こんな昔話が伝えられている。

本来の話は、とても子供に聞かせられる話ではない。

オバァから、毎年、このお餅を頂くが見た目はチマキの
ようなのに、まったく甘くない。
子供が喜んで食べるようなものではない。
そして旧暦の12月8日は、とても寒い日が多いので、
この寒さをムーチービーサーと呼んでいる。



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